2013年冬アニメ

GJ部@

妄想と過度な深読みにより何もないところに何かしらの意味を付加できる視聴者層を完全に狙って作られたGJ部もこれで本当に終わりらしい。物語性を捨て去り日常の持続性にフォーカスしている作品と見せかけて、「卒業」という時間の流れの果てに起こり得るイ…

ちはやふる2 第二十三首 「をのへのさくら さきにけり」

瑞沢高校内部の話と藤沢高校内部の話は団体戦の延長上にある個人戦という括りで、新とクイーンは単純な個人としての戦いなのでA級の試合とB級の試合は上手く特色がばらけていた。 太一のメンタルはちはやによって左右されることがよくわかる試合で、肝心のち…

ちはやふる2 第二十二首 「めぐりあひて」

挫折と成長と勝利を繰り返す王道中の王道のようなストーリーの中で若宮詩暢は完全なるラスボスとして王座に君臨しているわけで、つまりここでちはやが勝ってしまったら物語が終わってしまうので試合の結末は戦う前から見えてしまっているのが唯一の欠点。見…

ちはやふる2 第二十首 「あきのたの」

目的を達成した後の処理能力が上手いというか、「これが出来たから次はこれをやろう」という目標が次から次へと現れるのがちはやふるが丁寧に物語を進められてる理由のひとつ。ちはやだけが主人公というわけでもないので視点も固定されないし色んな方向へ進…

ちはやふる2 第十九首 「ゆくへもしらぬ こひのみちかな」

パーフェクト。これぞ正しき原作のアニメ化というべきだろう。視覚効果と音響効果を駆使して試合の緊迫感とキャラクタの存在感を余す事なく表現出来ており映像作品の極地に到達している。特に静と動の表現に関しては近年最高峰と言えるくらいだった。 かるた…

ちはやふる2 第十八首 「わすれじの」

演出がアホみたいに凄い(褒めてる)。ちはやふるって1期から今までずっと感情を色付けするような繊細な演出を貫いていたのにここにきて情熱的というか直情的というか、感覚器官から脳を通さずにまるで反射のようなキャラクタとその内面を彩る熱を帯びた演出で…

ちはやふる2 第十七首 「ふくからに」

序盤は単なる負けではなく全敗という予感を叩き込む、5人並んで焦ってる描写が多かったのは原作通りだけどアニメの方が伝わってくる情報量が上回っていた。 読手の詠み方を利用して色の演出を重ねてくるのはまさに今までのちはやふるが積み上げて磨いてきた…

ちはやふる2 第十六首 「みゆきまたなむ(総集編)」

総集編が面白いのこのアニメくらいなので全然許せる。宇宙兄弟とかにも見習ってほしい。

ちはやふる2 第十五首 「たごのうらに」

林原めぐみが鉄仮面の女教師やってるというのはそれだけでテンション上がってしまう事例なのでクールダウンしながら見ていた。 机君の分析の精密機械が如き的確さや団体戦の意味を理解できない忍、太一の個人としての責任感など、あまり表に出てこない部分に…

ちはやふる2 第十四首 「ものやおもふと ひとのとふまで」

コンテ・演出が上手すぎる。特にコンテは川尻節全開という具合で鳥肌だった。ちはやの試合もそうだけど机君の運命線は凄すぎる。アニメという枠を飛び越えた圧倒的ダイナミズム、イマジナリーラインを軽々と超えていく映像は文字通り我々の想像を超えていっ…

2013年冬アニメ総括

事前予想よりも良作が多かったので満足できた。2010年以降毎年冬クールは必ずBDを購入する作品が現れているのだけど(2010年『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』2011年『まどか☆マギカ』2012年『Another』)、今年も例によってBDを購入する作品が現れた。 しかし今期も前期…

ちはやふる2 第十三首 「ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ」

これを見て一体どこの誰が文句を言うのだろうと疑問に思うほど万人に訴えかけられる面白さを備えたエピソード。歳とると直球の話に弱くなるってのはどうやら本当らしい。 ちはやの闘いに焦点が当たっていたものの、そのちはやの闘いは水沢高校かるた部や原田…

ラブライブ! #13(最終話) 「μ'sミュージックスタート!」

この世に完璧なんてものはなくて、人間自体がそもそも何らかの欠陥を抱えているのだから、その人間が創り出すものにだって何らかの欠陥はある。それは誰もがわかっている。完璧なんてものがあれば地球上の人間すべてが満足するような作品が存在するはずだ。…

琴浦さん #12(最終話) 「伝えたい言葉(ココロ)」

琴浦さんの母親との和解の改変が物凄く良かった。なるほど、アニメにおける通り魔編はあくまでネタの一つでしかなかったから淡白なまま終わらせたのだな。なぜ1話目で母親との過去話をいきなりやったのか、その理由は「1話目で視聴者を引きつけるため」だと…

ちはやふる2 第十二首 「みそぎぞなつの しるしなりける」

恵夢ちゃんの女子力がかるた関係なく非常に高い。まあ天然とかよりよっぽどタチの悪い子なんだけど傍目にはまるで悪意を感じないので許せてしまう。こういうタイプの人苦手なんだけど実際リアルにも多いのでグワーッて言いながら必死に視聴していました。 林原…

たまこまーけっと 第12話(最終話) 「今年もまた暮れてった」

最後まで見てやはりこのアニメは全ての出来事を商店街という空間の中に収めてしまうのだな、と理解した。それは学校の中(コミュニティ)は映しても校舎の映像を映さないOP映像を見れば明らかだったはずなのに、どこまでもおれはこのアニメを商店街と学校とで…

GJ部 第12話(最終話) 「さらばGJ部と言おう」

なぜおれがあんなに馬鹿にしていたGJ部のことを手のひら返すように賞賛するのかというと、まあ大体察しがつくと思うんですが「GJ部24時間耐久視聴」に参加したからなんですね。実際は5〜6時間くらいしか見てないんだけど、このアニメは「一気に通して見る」…

ラブライブ! #12 「ともだち」

前回より更に鬱屈とした空気が立ち込める、最終回直前の壮絶な前振り回だった。予想通り穂乃果が倒れたことそのものに関しては「廃校は免れた」という成果のおかげで一応の決着は付いた。しかし穂乃果が倒れるに至った理由の「周りが見えていなかった」こと…

AKB0048 Stage25 「劇場への道」

凄いところまで到達している。もはや現実のAKBに対するネガキャンすら逆手にとってあらゆる事物・思想を敵として纏めて倒そうとしている。SFアイドルアニメという皮を被ってはいるが根本には一貫した強い思想がある。 0048のメンバーの描写は前回よりも増え…

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる #12 「謀略の結末は修羅場」

OPへの強引な導入が一番面白いとかそういうことになるんじゃないのかと不安だったんだけど、テコ入れに近いわりにしっかりギャグやってたので全面的に面白かった。 スイカ割りは一周回って逆に新鮮な感じだった。というかああいうネタってありそうであんまり…

みなみけ ただいま 12話 「一年の計は元旦にあるらしい」

アニメの中の時間軸は放送開始からもう1年経っているというのに皆全く変わらないのでちょっとホラーっぽい。サザエさんより季節感あるネタを結構取り入れているだけあって、時間の経過に意識が向くようになっているのにここまで何事もなかったかのように時間…

八犬伝―東方八犬異聞― 第十二話 「代償」

琥珀メインの話になってから異常に面白くなってきているのと同時に「これ終わらせられないだろ」という懸念が増幅していったんだが、今回で上手いこと纏めててちょっと驚いた。あと演出が最近格段に向上していて、特に琥珀の翼とステンドグラスに映る天使の…

琴浦さん #11 「スタンド・バイ・ミー」

やっぱこのオリジナル展開はあまりに雑だと思います。今まで原作の良い部分を上手く取捨選択して映像化してきたのになぜここでオリジナルなんだ。やはり太田雅彦が関わるとどうしても最後の方にオリジナル展開やられる宿命なのか。 原作だと琴浦さんが「自分…

D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 12話「枯れない桜がある島」

中盤の馬鹿みたいなノリが好きだった…あの頃の輝きはもう戻ってこないのだろうか… さくらがこの街を離れるということはつまりさくらという存在が消えてしまうということを意味していた。正確には元の時間軸に戻ったと言うほうが正しいのだろうか。そこらへん…

ちはやふる2 第十一首 「さしもしらじな もゆるおもひを」

最近はエグいくらいに人間描写を分子レベルで徹底する作品が多い中、ちはやふるはあくまで物語の中のキャラクタということを念頭に置いて描いているからか、尖った人間描写があまり無くて、キャラクタの陽の側面を強く意識させる作り方になっている。 今回の…

ビビッドレッド・オペレーション 第十一話 「つたえたい想い」

「れいは人間ではない」という設定で全てを無理矢理都合の良いように収めるという力尽くのやり方はなるほど吉野らしい。まあ元々「元の世界に帰るんだ」と言ってたし、現段階でその設定を明かすことはフェアではある。 ここまで予想通りのことをやられると逆…

まおゆう魔王勇者 第十一章「壊したり殺したりするばっかりで、何にも作ってないから」

このアニメをどうやって1クールで終わらせるのかめちゃくちゃ気になってたんだけど、なるほど魔王を悪人の魔王として覚醒させることで単純に敵味方を区別させ、魔王と勇者の戦いの決着を物語の一応の決着とすることができる。 福圓女史の圧倒的演技力の影に…

僕は友達が少ないNEXT 第11話 「迷えるチキンな俺」

理科があまりに優遇されてる印象があるんだけど、どう足掻いてもヒロインにはなれないことにも同時に気が付いてしまう。理科は小鷹を成長させるための友達という存在で、つまり小鷹が隣人部に属している目的を果たす役割を担っている。 遊佐は以前使い捨てっ…

ささみさん@がんばらない 第十一話 「恋愛なんて都市伝説」

最初にささみさんを見た時に「あれ、ささみさんの人格が普通にささみさんの中に戻ってるのか、ということは今ここにいるささみさんは普通のささみさんと変わらないのでは」という思考に陥ったんだが、たまが就寝してる間に熱が治ったささみが人格交代したと…

たまこまーけっと 第11話 「まさかあの娘がプリンセス」

物凄く駆け足で王子の婚約者問題を片付けようとしているので、これ王子とか出さずにチョイが大道芸人で鳥を飼ってたけど鳥が脱走してきた、みたいな設定にした方がやりやすかったんじゃないの、とは思う。その方が日常系アニメという体裁を崩さずに済むし。 …

GJ部 第11話 「協・定・解・除」

普段のGJ部メンバーだけで面白く出来ていることに感動すら覚える。最初の頃は1ミクロも面白くなかったのに、10話くらい話を積み重ねると人並みに面白くなるらしい。子供の成長を見守る親の気分である。 まあ中等部の面子が出てきた方が面白いんだけど、コス…

gdgd妖精s2期 #11

相変わらずパロディ元に一切の敬意を払ってなくて楽しい。大阪おかんに関してはスタッフ同じだからもろに映像出していいと判断したんだろうか。 WBCで日本が準決勝敗退してるので野球ネタが微妙に人々の熱狂からズレててたけど、ネタ自体はとてもくだらない…

まんがーる #12 「はじめの一巻」

坂本龍馬のキャラソン。

THE UNLIMITED 兵部京介 11話 「嵐の中のふたり -OUTLAWS-」

相手を殺そうとして脅すことは簡単だけども「秘密を守ろうとして自殺を図る人間を殺させない」というのは非常に難しい。それを簡単にクリアー出来る兵部だからこそ敵の尋問に成功している。 もう何をやっても敵わないくらいのチートキャラだった兵部が弱って…

AMNESIA 第11話 「Ⅺ」

ウキョウルートは主人公の死がもっとも密接に関わっているので必然的にこのアニメの結末に据えられることになる。ウキョウが自らの手で主人公を殺すこともあるし、偶然が重なって自然的に主人公が死ぬこともあるが、いずれの場合においてもウキョウの存在が…

幕末義人伝 浪漫 第拾壱話 「たまげた勝負だ、大盤振舞!」

最終回直前でまさかのギャグ化である。

ラブライブ! #11 「最高のライブ」

おれが10話を見て書いたエントリが残念ながら的中してしまった。やはり高坂穂乃果がストイックに練習をして本格的にアイドルとしての自覚を持ち始めるとバッドエンドを迎えてしまうのだ。ラブライブというプロジェクト全体の話は別として、このアニメにおけ…

閃乱カグラ 第11話 「決戦天守閣」

一気にスピード上げてきて右肩上がりに面白くなってきた。もはや放送当初に抱いていた印象とはまるっきり違う方向に進んでいるものの、むしろ今のジャンプ的な熱い展開の方が圧倒的に好きなのでこのまま最終回まで突っ走ってほしい。 相変わらず少ないと思わ…

AKB0048 Stage24 「扉の向こう側」

ここにきて最後の展開がまるで予測出来なくなった。ラスボスだと思っていた智恵理の父親が暗殺されるという超展開を誰が予測出来ただろう。智恵理の父親の奥に真の黒幕がいたことになるが誰なのか全然わからん。まさか秋元康なのか。 0048という集合体から智…

D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 11話「思い出と始まりの場所」

ついにまともに本編の内容を進める気になったらしい。このアニメが真面目なことをしてるの2ヶ月ぶりくらいに見た。 今回の話はおそらくダカーポシリーズを今まで見てきた人間でなければ完全に把握出来ない類のものだと思う。おれは1をだいぶ昔に見たけど(記…

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる #11 「合宿前夜のワクワクは修羅場」

なんでこういうラブコメ作品の主人公の母親あるいは母親に近い立場のキャラクタはどこか抜けていたり必要以上にフレンドリーだったりするんだろう。物凄い真面目で堅物な母ちゃんとかいてもいいだろ。 アプリで人の恋心を図るなんてよっぽどサイコパスより近…

みなみけ ただいま 11話 「聖なる夜、神は舞い降りる」

保坂が出るとどんなに威力の弱いネタでも貫通力が付加されるので卑怯だ。まああまりに訳がわからなくなると前の催眠術のようなエピソードが出来てしまう。 1〜3話の頃の破壊力はもう無くなっているものの、粘りっこい毒みたいな纏わり付くクセのある話が増え…

琴浦さん #10 「だけどあなたはいない」

そういえば森谷って元々真鍋のこと好きだったんだよなーという設定、琴浦さんと真鍋が警察署で森谷の名前を呼んだ時に先に森谷が思い出したのが真鍋の方だったという部分で確認できる。 アニメでは部長の黒い部分が今まで抑えられていたので今回が生きてきた…

ビビッドレッド・オペレーション 第十話 「光と影と」

れいの行動理念(無くなった自分の元いた世界を取り戻すこと)をモノローグでバラすのはあんまりスマートじゃない。スマートじゃないけどそのあとカラスが目から出す赤い光をそのまま光規制として利用してたのは物凄くスマートだった。笑ったけど理には適って…

ちはやふる2 第十首 「むらさめの」

競技かるたの根底ともいえる「暗記」と「スピード」の部分に焦点を絞った今までとは全く違ったタイプの敵との対戦ということで、ちはやがペースを乱され苦戦してる様子が久々に見られる。 ギリギリまでちはやが苦戦してる部分に視点を絞っておいて、中盤以降…

まおゆう魔王勇者 第十章「あの人が置いた布石が、いよいよ意味を持ってくるのか」

文字を読めない人間に対して唄なんかで啓蒙していくってのはまさしく中世ヨーロッパが辿ってきた道のりそのものだし、意図的な穀物類の価格高騰は某恐慌をなぞるようだ。 やっぱりこれNHKとかでやってる「はじめての政治経済」みたいな教育番組的要素が強く…

僕は友達が少ないNEXT 第10話 「残念王と笑えない話」

人の失敗を許すことが出来るか出来ないかでその人間の器が決まってくるというのは当たり前なんだけど、ただ単純に許すのではなく「何かで挽回させる」ように指示できるというのは相当人間的に成熟してると思っていて、つまり星奈というキャラクタは隣人部の…

ささみさん@がんばらない 第十話 「見えない敵と戦ってみる」

今まではある一定の型を用意してそこからはみ出さないように作られてた印象なんだけど今回はもうそういう型を無視してやりたい放題やったという感じで清々しい。色々ぶっ飛んでいたけどそれも全部許せてしまう。 阿澄佳奈に性器の名前を言わせたり臆面なく風…

たまこまーけっと 第10話 「あの子のバトンに花が咲く」

今までオマケ程度にしか扱われていなかったバトン部についに光が当てられたのは良いんだけどバトン部メインでやることが予定されていたならもっとバトンやってる描写を前から積み重ねておいてほしかったという不満もあり。まあバトンの練習を必要以上に描い…

GJ部 第10話 「芸術と食欲と襲撃の秋」

回を増すごとに紫音さんが天才→天然に変化しておりもはやまともな人間には戻れないことが示唆されている。10話目にしてついに紫音さんはキョロの腕を噛むまでに成長したのである。 GJ部を見ているTwitterフォローフォロワー勢がこぞって「GJ部最高!GJ部最高…