7.5
記憶というものは良い意味でいい加減で、だからこそおれたち人間は今まで錯乱せずに生きてこられているわけだが、その記憶が何らかの原因で欠けたり正常に機能しなくなったとしたら、そりゃゴールデンタイムのタダバンリのような半狂乱の人間が出来上がって…
1期とほぼ同じ方向性だった。ISが2期で失速したことを思うとこのアニメも不安で仕方無かったが、1期のおさらいをしつつ2期における指針を示したという点でこの1話は成功だろう。オーソドックスなネタを調理せずそのまま素材だけで提供されるとこんなにも安心…
今期最大級のダークホースが現れてしまった。昔のファンタジー的な世界観なのに主人公(?)のニケ・ルメルシェは現代的な服着てるし、設定は古典的なのにシナリオは見たことないような新鮮さがあるし(視聴者がキャストをキャラクタと一致させられるように作ら…
女性向けアニメでギャグに全振りした作品は当たりという法則はやはり信頼できるようだ。わけがわからなくても意味不明な演出と独特の台詞回しで楽しめるというのは大きい。アムネジアのような面白さが醸成されてくるとかなり良い線いけるはず。最近の女性向…
まさかこれが今期の作画アニメ筆頭候補に名乗りを上げることになろうとは思ってもみなかった。細田守系統のキャラデザに特に惹かれる部分のないシナリオのイントロダクションだけ見て完全に舐め腐っていた。最近のデザインに慣れすぎたせいかキャラの顔に陰…
今期は右を見ても左を見ても濃いアニメばかりなのでこのアニメの浄化成分が胸に染み渡ってくる。2013年は日常アニメ豊作の年になるという予測はどうやら現実のものになりそうだ。実は冒頭からいきなり2分近くリコーダーの音が鳴り響いた時点で寝落ちという名…
今更こんなことを言うのも憚られるんですが実は夜桜四重奏に関しては1期1話を見た時点であーこれはおれには致命的なくらい合わねえなあと思ってリタイアしたのでどんな話だったのか覚えているか覚えていないか以前に知りません。もちろん予備知識とかもほと…
原作ゲームをやったこともない人間なのでリフレインがどういうものなのか全く知りません。ただ姉御ルートがあるという情報だけを抱いているので期待値は結構高いです。アバンを見る限りではどうやらこの世界はループしているらしく、その主体的存在が理樹で…
作画がとにかく凄いという第一印象が最初から最後まで続いたのはこれが初回だからなのかそれともこのアニメが元々持っているポテンシャルなのか。終始テンションが高いのと独特な演出やキャラデザではっきりと好き嫌いが分かれそうだけど今までにこれより独…
終始作画がめちゃくちゃ良くて普段の2倍増しくらいのテンションで視聴していた。プロジェクト・アニメミライで育てられた人材は確実にアニメーターとして成長している。PAだと作監の川面あたりが中心になって育成してるんだと思うのだけど実際はどうなのかな…
ここにきてなぜAパート全部使って総集編やるんだろうとは思ったけど、ここではじめ以外の各キャラの視点を借りて物語を映し出すことで奥行きが生まれ、最終決戦に向けて改めてエンジンを掛け直すという意味も出てきた。はじめ以外のガッチャマンは何を思って…
籠球部のくせに90年代のスポーツ漫画に比肩する熱量を見せつけてきてこれは一体何のアニメなのかわからなかった。今回の話を見てようやくこれってバスケの話だったんだなーと思い出したんだが、昴さんが最後の最後でやっぱり小学生は最高だぜって決め台詞言…
所謂ドラえもん的なテンプレートからいきなり変態紳士と同レベルのところまで振り切れてて、藤子不二雄へのリスペクトがあるのかどうかは定かでは無いものの仏教的因果応報はきっちり果たして、その上で白馬連れてきたり歩美の両親の前で謎のプロポーズした…
有頂天家族の中で最も「映像で」見てみたかった話がようやく訪れたのでとにかく終始気持ちが昂ぶっていたのだけど、店そのものが銀閣の変身した姿だという表現がいまいち伝わってなかったのがやや残念だった。まあそのぶんレイアウトの素晴らしさやキャラク…
アニの頬染め・高笑いが全てだった。
我々教徒としましてはクリスチャンが生きてれば後は他の誰が生きようが死のうがそれは些細な問題であると認識しており、そうした部分集合的意思がクリスチャンを追い詰めてしまったのではと思うこと限りないのだが、シンフォギアといえば不可能を可能に、非…
内容はどんどん重くなっているのにキャラクタの台詞回しがいちいちギャグっぽいので笑ってしまうというところを除けば真っ当なシナリオの上でキャラクタが動き回ってるので1期より充実してる感がある。しかしこんな真面目なシンフォギアはシンフォギアと言え…
超絶ベタな展開だけど文句無しに面白かった。伏線が少し雑だったせいで「美羽がイリヤのぶんまで背追い込んで戦っている」という事実の説得力がやや薄かったのだけど、限界まで追い詰められてる美羽とバーサーカーとの戦闘があったので上手いこと引き込まれ…
未だに「緑のメガネがいらない」とか言ってる人間はどう考えても脳に欠陥があるので置いておくとして、原作ではひたすら淡白に描かれてたサヨがアニメだと喜怒哀楽全部曝け出してるのでアニメの方が好み。 アニメだとサヨを弄ってる間に後ろでマキがサヨのメ…
今回Aパートは上げて落とす構成のうえに女神関係ないガチのラブコメをやるというコンセプトがあるので必然的に地獄のような話を見させられる羽目になって、しかもそれが原作と微妙に違った流れなので予習のしようがなかった。 ちひろの告白から手酷く振られ…
話は比較的穏やかな方だったけどエフェクトや背景美術が冴えてて視覚的な刺激は多い。赤玉先生の部屋では視点の上下は無いものの、やはり頑なに上座と下座の位置は守られていて、どうしようもなく覆ることのない天狗と狸の力関係が提示される。 今回は夷川家…
前回によって頭のネジが外れている時の方が面白いとわかったので元の路線に戻ってしまうことが悲しかったのだけど、まさかの二連続頭おかしい話が続いて狂喜乱舞しました。おれが求めているのは全編にわたって頭おかしい話で、今回はAパートで学祭の出し物と…
何でこんなことしているんだろうと思わせる意図不明の展開を面白く見せる、あるいは引き込ませるのって単純に面白い話を作ることの倍難しいはずで、「敵を倒すための策が浮かばないから取り敢えず幼稚園に行って自分たちの正体をバラそう」という今のところ…
中高とも共学だったので男女交際禁止の学校ってそれを破っただけで処分とか重い罰則下されるのか知らないけど、別に犯罪に手を染めたとかそういう話でもないのでシリアスさが伝わってこない。原作の雰囲気からしてこんな人生かかってるような感じじゃなく「…
忍と暦が一緒に行動している時はしっかり影を意識しているのは基本的なポイントだけどキャラ設定に説得力があって良い。基本的には忍と暦の影は重なっていて、暦がメインで話している時は忍が別の影のある場所に移動している。 ロリ羽川翼が良かったのは言う…
前回がぽっての過去の記憶を辿る縦軸の話だったのに対して、今回は初めから確固とした記憶があって、その記憶の中で親友と交わされた約束を果たすという横軸の話。原作もシリーズ構成も佐藤順一なのでこれは恐らく意図的な配置だろう。このアニメの完成度高…
アバンのエルシィの活躍は彼女が意外にハイスペックだということを示す重要なシーンなのだけど、続く本編のほうがインパクト大きいせいでそれが忘却の彼方へ連れて行かれる。 桂馬が実際に風邪を引いているせいで、どこまでが想定内の演技でどこまでが偶発的…
サブタイトルを見て「これ銭湯の話引き伸ばして25分間やるつもりなのか」と戦々恐々としてたけど当たらずとも遠からずというところだった。3分の2が銭湯、残りが赤玉先生の部屋と矢二郎のいる井戸。しかし赤玉先生の部屋以外は全て水に関係していて、水(そし…
アイテムの面々がまた出てきたことに感動を覚えつつ、その出番の短さにあーやっぱそういう扱いなのかという諦念が襲う。結局光は光、影は影という王道の物語の呪縛からは逃れられず、影は美琴の中の妹達への感情と代替して処理してしまったが故に単体でアイ…
猫耳と尻尾が生えるだけで魔法少女を名乗れる世知辛い設定は少子高齢化の現状を鑑みた結果なのかと思うと遣る瀬無くなる。女の子は誰だって魔法少女になれるという夢や幻想はいつから瓦解してしまったのだろう。 イリヤがメインの話なのに凛とルヴィアが言い…