侵略!?イカ娘 最終回

何なんすか。何なんすかもー。泣かないとか無理じゃないすか。こんなの回避できるわけないじゃないですか。

というわけで「最高の最終回をありがとう…!」と拍手喝采のエンディング。最終話(Bパート)にして神回認定余裕、イカ娘至上最高峰の話(ミニイカ娘じゃなくて普通サイズのイカ娘が活躍する話ね)だった。

Aパートはいつもどおりのギャグ回だったんだけどちょっと改変されてて面白かった。原作よりもアニメのほうが「千鶴最強」を押してるので千鶴が絡むと全部ギャグっぽくなるな。

そしてBパート。今回は3話形式ではなくこのBパートで2話ぶんの尺を使っている。これってたぶんイカ娘初のことだと思うんだけどこれがもう、原作をとてつもなく上手に改変してるんすよ。そのせいでえらい泣かされた。1期のミニイカ娘の話にも匹敵する。この話だけでもう名作認定。

イカ娘と栄子の喧嘩は、原作(8巻)だとイカ娘が先に折れて、ゲームのキャラクタ名を利用して栄子に謝るんだけど、アニメでは同巻の祭の話(これはもともとギャグの話だった)と絡めて結構長く喧嘩を引き摺ってる。そして今回特筆すべきは、「イカ娘が栄子の大切さに気付く」のと「栄子がイカ娘の大切さに気付く」のを同時進行で行なっていること。原作では「イカ娘→栄子」で終わらせたんだけどアニメでは両者が互いに歩み寄るという構図だった。これは良い。

ここで栄子に仲直りを後押しするために、まさか1期のときのあの謎の女の子を出してくるとは思わなかった(当然これもオリジナル)。2期のスタッフも上手いわほんと。アニメオリジナルって普通はクオリティ下がる傾向にあるのにイカ娘に関してはオリジナルの方が原作ネタを上回ってるから凄い。ひとえにスタッフがイカ娘を愛している証だろう。多方面から愛されているイカ娘。

しかしそんな素晴らしい話とスタッフとファンに恵まれたイカ娘2期も今回で終わり。切に3期やってほしい…もうイカちゃんに会えないとか死んじまう……
いや、絶対3期やるはずだ。やってくださいお願いします。