君と僕。 最終回

めちゃくちゃ面白かった。最終回にしてこのクオリティとは恐れ入る。ていうかなぜ最初からこのレベルで出来なかったのかが悔やまれるな…

前半で幼稚園児たちのわりとリアル(?)な感情の動きと5人の幼稚園での働きぶりに笑い、後半の要と健ちゃんのやりとりにほっこりさせられ。いやあいいっすなあ。なんかうさぎドロップに通じるものがあるよね。

『君と僕』という作品が持ってるものってのはやっぱり動作抑えめ・感情描写多めにするだけでストーリー引っ張っていける力なんだよね。そこら辺はほんとうに少女漫画でよくやってる感じがするんだけど、これはそのジャンルでないのが意外。

ただこれ、男同士の友情ってのはあんまり盛り込まなくてもいい気がするな。恋愛関連の話になってくると必然的にそういったエッセンスを出さないといけないんで無理して入れる必要はない。男女関係の副次的なものとして男同士の友情が出てくる形が個人的には理想。

あと前も言ったんだけど、このアニメの女性キャラって男性キャラに比べてあんまり描き分けされてないというか、簡素に描かれている印象を受ける。それでもそれぞれ全く違って見えるのは単純に外面ではなく内面の描写力に優れているからで。最近よくある、女性キャラの髪の毛の色がカラフル問題なんかはあれだ、外面を意識しすぎた結果だろう。でも最終的に大衆受けするのは内面美人キャラだよなあ。

『君と僕』では地味に黒髪、茶髪、金髪しかいないような。目に優しいのは良いことだ。

そういやこのアニメが分割2期って知ったとき(確か11月くらい)には「えーやる意味あるの」みたいな冷めた反応だったんだけど、今だったら普通に2期見たいと思う。中盤以降の加速が尋常じゃないアニメって見極め難しいんだけど、この流れを汲んだ2期なら最初から楽しめそうだな。