アクエリオンEVOL 1・2話(SP)

前作を全く見てないこともあって正直期待はしてなかったんだけど、1話見た限りでは予想以上に(ギャグアニメとして)面白かった。真面目にやってることがギャグに見えるってのは棚から牡丹餅的な結果なんだが、まあ運も実力の内ということでいいだろう。

まあおれはこのアニメのキャラデザが石田可奈だと聞いて、『魔法高等科』がアニメ化された場合にどのようにしてキャラクタが動くかを確認する、それを第一視聴目的とした作品と考えていたので、この作品単体で楽しむ気は最初からなかったんだよなー申し訳ないが(俺妹も石田女史だったんだけど『魔法高等科』の世界観とは全く違うためイメージしづらい)。しかし逆にこのアニメがつまらなくとも魔法高等科アニメ版のイメージだけ持てればいいので、視聴する分には気が楽だったりする。ミコノは何となく深雪の面影があるようなないような(要約:可愛い)。男キャラは若干「あれコイツうたプリにいなかったっけ?」って奴もいるんだが、やっぱり石田可奈の描くキャラはアニメーションとして動かすと見栄え良くて好きだわ。特にゼシカやアリシアといった女性キャラ。

で、肝心の本編はというとあれだ、ボーイミーツガールにもSFロボットものもきっちり掴んだギャグアニメ、というお話。これもしかして前作見てないと世界観わからないのかね。でもラスエグは前作見てなくても楽しめてるからなー、ここらへんはもうスタッフの力量差がモロに出ることになるんだろうな。

「壊れちゃうぅぅぅぅ!」「浮いちゃう…!」「やわらかーい!」は良かったよ(ギャグとして)。あれらが作品単体としての今回最大の収穫(笑)。
というかこれ、1時間かけてやる必要性が全く感じられないんだけどどんな意図があるんだろう。お祭り演出ならあかんなあ。1時間かけた意味を感じられたのはFate/Zeroくらいなもんか。

でも褒めるべきは主人公がヒロインを引っ張って行くタイプの話であったこと。最近これ逆転したものが多すぎて飽和してたから、こういう素直な話は歓迎できて、後々の展開に関しては主人公の成長過程とか結構省けるぶん中弛みも少なそうで信頼できる。主人公がヒロインを(意識内・外問わず)変えていく作品はストレス溜まらなくていい。
第一印象は中々だったので、変にストーリーを曲げなければ結構楽しめるんじゃあないかという気はする。