カンピオーネ 1話

これは1話〜3話ぐらいにかけてゆっくり視聴者掴んでいくタイプのアニメの構成。世界観や固有名詞を1話で大量放出して2話以降でそれに関する説明などでじっくり補完していくという形になりそう。それゆえ1話での判断が難しく、3話まで待てず1話で切るか切らないかの判断をする人にとっては結構厳しい印象を与えた感じ。


最初は「ハイスクールD×D」から学校の要素取り除いたような感じなのかなーと思ってたら、思いのほか魔術書とか神獣みたいな西洋の歴史的要素が色濃くてまさしくタイトルの「カンピオーネ」に相応しい内容だった。


ただ正直後半に関しては「何が起こっているかほとんどわからない」状態だった(説明ないとかそういうレベルじゃない、展開がいちいち飛躍的すぎて原作の中から戦闘の要素を切り取って継ぎ接ぎしたような)ので、これは構成の花田氏に何らかの意図があってのことなのか単純にミスってるのか、このどっちかにより今後の出来が左右されそう(しかし花田氏は監督としては腕利きなのに脚本・構成がへt…苦手だという風潮が)。


敵と位置付けられる相手が「神」という強大な存在であるため、常に主人公たちは神を見上げる構図をとっていたというのが昨今では意外とありそうでなかった、最近だと「進撃の巨人」のような自然に迫力出る演出が見られるのは純粋に楽しい。でもそれだけだと厳しいな。


あと噂によると今回メインヒロインとして登場していたエリカよりもヒロイン然としているキャラクタ(それがCV花澤というあたりISを想起させる)が出てくるらしいので、これはバトル減らす方向性で頑張ればISのような売れ方するのではないかという気もする。


余談だがカンピオーネのヒット祈願という企画で神主がまじめに「テレビアニメ、カンピオーネ…」と読み上げて祈祷しているのが凄くシュールで面白かった。笑ってはいけない神社ありやで。