ヘッドフォンチルドレン

前に愛用していたヘッドフォンが大破したのでヘッドフォンを新調しました。前のは3980円で厳選したものだったんだけど今回は6000円以内の中で約3時間近く店内の視聴可能なヘッドフォン聴きまくり厳選して選んだということもあり、音の聴こえ方が以前のものと全然違う。別にオーディオマニアというほど凝り性でもないんだけどこれは一度使ってしまうとこれより安いものを使えなくなるという中毒性はありそうだ。ベースアンプにも繋げるしこれからの相棒として2年以上は頑張ってほしい(前のは1年10ヶ月もった)。

アニメ雑感

人類は衰退しました 9話

  • これだけとっ散らかってる上に密度の濃い話を1話に纏めた手腕は素晴らしい。今までの中で一番良くできた回であることは間違いない。
  • いじめ問題とかものすごくタイムリーなネタをここでぶち込む肝の据わりよう。
  • 漂流生活3日目にして電気通ってるのはすごい。というかこの話自体、人間の文明の進歩と衰退をものすごい駆け足で追っかけているような話だしな。
  • 麻薬とかそんなきわどいネタやっていいのか。相変わらず地上波に流していいものの基準がわからん。
  • 国が作られて滅びるまでの14日間はタイトルの衰退した人類の歴史を辿っているようだった。ブラックユーモアやファンタジー要素を挟みながらも環境破壊や人間(ここでは妖精)のエゴなど現実に通ずるものが基底にあるのでどこまでも生々しさが付き纏う話だった。

TARI TARI 9話

  • 音楽劇ってもう合唱部じゃないじゃん…バトミントン部なんてもう忘却の彼方じゃん…
  • 和奏回から溜まってたものを解放するいいガス抜き回だった。ウィーンの掘り下げも同時に行っていたし、教頭の過去など伏線も忘れず張っていて、ただの息抜き回にとどまらない作りなのも評価できる。
  • ウィーンの掘り下げは残り話数的にこれで終わりっぽいのがすこし勿体無く感じる。まああの性格のキャラクタに和奏のような重い過去や紗羽のような現実と向き合う苦しみは似合わないという判断だろう。
  • 今まで活躍の機会を与えられてなかった男二人が生き生きとしていた。ウィーンに至っては合唱部の活動してる時より生き生きしていたので若干彼の今後が心配になる。

氷菓 19話

  • 原作『遠回りする雛』から「心当たりのある者は」。原作の内容ほとんどそのまま映像化されている。
  • 奉太郎が何にでも推論(理屈)をつけることができても、それが事実とは一致することはないということを、自らのことを高く評価しようとするえるに対して証明しようとする。
  • 原作では見えてこなかった二人の仕草やリアクションが細かく表現されていたのがアニメーションとしての大きな評価点。口頭での推理をわかりやすく映像で表現するいつものやり方も冴えている。
  • リアクションといえば、きな臭いのきなとは何でしょうというえるの問いをいなした奉太郎に対するえるのリアクションが非常にツボでした。原作では「綺麗で普段は落ち着いているが、人一倍の好奇心が強く一度気になることが出てくるとそれに専心する」という印象のえるがアニメだとやや幼な目に見えるのがメディアの違いを感じさせる。
  • 氷菓において奉太郎とえるの間になんの恋愛要素も発生しないのは、このアニメが奉太郎の一人称視点であり、えるの心情が一度たりとも描写されないからなんだけど、今回は意図的なカットを多用して二人の距離が縮まる「回数」の多さを強調していた。
  • まあ佐藤聡美の声質自体がもともと性的でない落ち着いた可愛さを帯びているので、えると奉太郎が恋人ではなく夫婦に見えるという大量の指摘には納得するところがある。

ゆるゆり2期 9話

  • 珍しいキャラ同士の絡みと前回に引き続きちなつ主役の話と二つがメイン。
  • 今回のホラーエピソード原作で読むまでちなつはあかりを自分より下に見てるという印象だったんだけど、あかりをしっかりベッドに寝かせて布団掛けてやるくらいには友人関係良好なんだなーと認識を改めた。
  • あかりと千歳、千歳は誰とも分け隔てなく接するタイプなのであかりと一番上手く付き合えそうな感じ。
  • 綾乃とちなつに関してはこのアニメの中で唯一意識的に同性に対して友達以上の関係を築こうとしているんだけど、互いに意識している相手のことに関しては譲らなさそうなので会話は平行線辿りそう。
  • 京子と向日葵は、京子が櫻子の上位互換というかアホじゃない櫻子という具合なので向日葵も最終的に接し方変わらなくなるような。
  • 櫻子と結衣も上述のように、京子がアホになったのが櫻子という認識でだいたい合ってるので、結衣のツッコミ役という立場は揺るぎない。

僕H 9話

  • 美奈が特異者ってのはもう火を見るより明らか明らかというか意外でも何でもないのでどうせなら「地上最強レベル」とかそういった追加設定がほしかった。
  • 絵コンテがわりと雑になってきたのは否めないけど、今期は某トータル何とやらがあるおかげで相対的に(?)作画は崩れてないように見える。
  • 良介は良介でこのアニメの主人公としては真っ当な存在で、リサラはリサラでしっかりしたヒロインなのに敵キャラにほとんど魅力ないのがつらい。
  • 良介の妄想の中のようなイベントをなぜ今までまともにこなせなかったのかが悔やまれるところ。リサラ可愛いんだからあれでいいじゃないか。

貧乏神 9話

  • いきなりテニヌが始まっていた。節操なくジャンプ系列マンガのネタを取り入れてくるのはもう慣れたけどワンピースってアンタッチャブルな領域じゃなかったんだな。
  • 9話目でようやく紅葉以外の死神が出てきたけど登場3分後にはギャグ要因になってたのでああ話進める気ねーんだなーと微笑ましく思っておりました。
  • ていうか市子は幸福エナジー持ちなのに料理が壊滅的に下手ってどういうことなんだ。
  • 今回一番面白かったのはゴリ原がCV杉田だったという事実ですね。

恋チョコ 9話

  • 釘宮の演じる新キャラ大沢が普通に可愛くて水橋演じるみーちゃんとの間で揺れ動くようになったけど大沢が物凄い悪役だと知ってしまいつらさが募る。見た目が良いキャラこのアニメで初めて見たんだけど勿体無い。
  • 治安部が一応まともに機能しててちょっと驚いた。こういうアニメって普通自治権を肥大化させて権力の暴走みたいなのが常套だよな。
  • ヒロインである千里が情緒不安定すぎてもうつらいです。これ最後まで引っ張るんですか。
  • ていうか最後にいきなり主人公が轢かれそうになってて全くついていけなかった。しかも予告で普通にピンピンしてて笑った。次回予告ネタバレの中でも最上級クラス。なんでこうなるという突っ込みすら受け付けないような雑な脚本。

中妹 10話

  • 新キャラも異常者っぽくて脳味噌が蕩けてきた。何なんだこれは、異常者のオンパレードじゃないか。
  • 主人公がこの異常な人間たちと異常な世界に対して何の違和感も抱かずにただ次から次へとやってくる女達を籠絡し続けるのが問題なのか。
  • あと今回はカメラアングルが露骨すぎて酷い。笑いすら込み上げてくる。
  • 「柚璃菜は悪役」というネタバレらしきものを食らったけどそんなの言われるでもなく「あーこいつダークサイドだなー」というのは見て取れる。
  • 「おれとDNA鑑定してくれないか」という提案が斬新すぎて新世界の扉を開いた。これは流行る。
  • 瀬利さんが黒幕っぽいのが気になってたけどよくよく考えたら誰が妹でも全く問題ない気がしてきたので黒幕とかどうでもいいな…
  • しかしこのアニメを何度も見るにつけ心乃絵が水橋でなく石原だということに複雑な心境を抱く。ていうか最後の方の苺を食べるくだり、完全に将悟は心乃絵で納得してるということで、ならもう妹探す必要もないような気がするけどそこに触れたらMF文庫経由でTBSに抹殺される恐れがあるのでやめておこう。

じょしらく 9話

  • 開始3分のコンプガチャとアニメ商法で笑ったのでもうおれの負けでいい。
  • 「しりとてちん」は言葉遊びと「まる」というキーワードからどんどん話を広げるオーソドックスなパターン。ここで凡作にならないよう仕込みがいつもよりもかなりブラックなネタに振り切れていて、初っ端のコンプガチャに始まり鉄板の尻(蒙古斑)ネタに終わる。
  • 「上野のクマ」では5人全員の髪型が変わってて全員似合ってるけどくくるさんが特に可愛いです。動物園の動物が動かないみたいなあるあるネタを交えつつ動物トリビアネタに終始。ドラえもんからしろくまカフェまで色んな時代のアニメを惜しげもなく使ってる。
  • 「ねごと」は社会風刺を交えてマリーさんのキャラをさらに掘り下げていく。マリーさんが中心の話なのに肝心のマリーさんはほとんど寝ているという倒錯。キグがクロロホルム使ってきたあたりの爆発力は半端じゃない。あと覆面が普通に喋ってて笑った。
  • というわけで今回も非常に楽しく観られました。素晴らしいエンターテイメント、娯楽作品だと思います。

戦国コレクション 22話

  • 刑事ものになってた。ていうか伊達政宗をちょくちょく絡めてくるけど最後まで関わってくるのかな。それともこの回で永遠の逃避行ということで出番終了なのか。
  • 途中でモノクロになって挿入歌入った時は思わず笑ってしまった。しかし無駄にキャラソンは良いのがつらいところである。
  • 日暮刑事はいい上司だった。序盤ではハードボイルドっぽい話になるのかと思ってたら最後には百合寄りの話になっててついていくのが大変だった。
  • まあ結局義昭が一番割りを食ったみたいな感じになってるけど小十郎と政宗が幸せならそれでいいんじゃないですかね。

夏雪ランデブー 9話

  • 変な走り方はギャグにもなるし泣かせどころにもなるというとんでもないシークエンスだった。島尾が乗っ取っているのは葉月の脳味噌あるいは感覚神経だけではなくもちろん運動神経も含まれている。人格ではなく文字通り人間一人の存在そのものを乗っ取っているのだ。
  • 自我は強くても身体が弱い島尾が、葉月という比較的屈強(?)な肉体を手にしても、身体が弱いことに影響された心はそのまま葉月の肉体に持ち越された。その心が現実を直視することで六花に対する未練との決別を断行したわけだが、六花に見つかってしまったことでその決断は鈍り、人ならざる身を逃げ場にして葉月の身体を乗っ取る選択肢の方へ進んでいく。
  • 進行が遅い、と言われてるけど今回は感情にのみ従って描かれているので進行も何もないだろ、という感じですね。それに最後には葉月がついに島尾になる、もっといえば島尾と同化してるため時機を逃したらもう手遅れになるとしっかり明示してるし。

アクセル・ワールド 22話

  • い い 加 減 こ の 話 終 わ ら せ ろ (怒
  • CV川澄キャラがBパートで出てこなかったらもう視聴困難な域に達していた。つらさの境地である。
  • もう観るのがきついなーという時に師匠(cv遠藤綾)とか黒メイドさんとか出してくるの本当に卑怯だと思う。
  • ハルユキ、年下にだけでなく年上にも好かれるの意味がわからないしもう看過できない。今回に至っては同年代の黒雪姫もチユも出ないという仕打ちである。

カンピオーネ 9話

  • やっぱりリリアナさんがいればだいたいの問題は解決できる気がしてきたな。ストーリー中のということではなくコンテンツとしての話です。
  • これ神殺しとかそういった本題をやるよりサイドストーリーというかオマケ的な話やってる方が面白い気がしてきた。キャラ中心に動かした方がきっと間口が広まっただろうに…
  • カンピオーネのキャラの構図はたいがい神を人間が見上げる形になってると初期段階で指摘したんだけど、人間だった主人公は神殺し、すなわちカンピオーネの称号を得てただの人間からランクが上がったわけで、だからこそ今回は人間という立場のリリアナが梧桐を見上げるという構図になっていた。
  • リリアナの妄想があまりにもテンプレ通りのネタで遠回しに揶揄してるのかなーと考えたがそれは邪推か。
  • 次回予告の「夏休みは終わりだァ‼」で爆笑した。立木さん一人で回せるぞこのアニメ。

SAO 9話

  • まあ概ね原作通り。手堅い作り方。
  • このアニメの飯の描き方、やっぱりアニメ的で「美味しい」という印象を喚起されないよね。最近で一番美味そうだなーと思ったのがベン・トー最終回のお弁当ってどういうことなの…
  • コーバッツ中佐、死ぬ直前まで顔見えないようになってんのか。原作読んでた時はいかつい顔のおっさんが最初からかっ飛ばしてるイメージだったんだけどな。
  • アスナがだんだん可愛くなっていくのは非常に良い傾向ですね。新婚生活あたりでピークに達すれば尚良い。
  • 二刀流スキルを使うか躊躇ってる時にサチのことを回想として挿入するの凄くいい演出だった。キリトの意思の根幹にあるのがサチ含めた黒猫団とのやり取りなので。
  • 平田氏の演技は沁みる。アスナとキリト、主役の2人をがっちり支えている。
  • 今回は全体的に顔の作画を意図的に崩してる感じだったので誰が描いてんのかなーと思ったら だった。うーん…

ココロコネクト 9話

  • 解決法がヒトランダムよりも雑になるのは基本的に「受け入れる」しかないから仕方ない。傷付け合い舐め合いという関係性を肯定しないと先に進まない話だし。
  • 男達が単純馬鹿なのが逆にもどかしい。なんでこのアニメの構図は基本的に三人娘を男が救うというパターンしか存在しないんだ、逆をやれよ逆を。
  • 自分の記憶に空白があっても気にしないごっちんが不憫。風船葛の乗り移った期間ってそれなりに長いと思ってたんだけどな。

DOG DAYS' 9話

  • リコッタが他人の感情に対して予想以上に敏感だったので面白くなってきた。
  • エクレは登場頻度に幅があり過ぎて脚本の力量を疑うな。今回はリコッタとの喧嘩やレオ様との一騎打ちなどもはや主人公レベルの見せ場を有していたけど、これが前回ではまるで出番がなかったことを考えるとやっぱり準主役止りだとわかる。
  • 戦闘だいぶ力入れてたけど最後らへんスローモーションなのは演出としては在り来たりだな…と思ったらリコッタの呼び掛けからなのはの血脈を受け継いだような熱さで嬉し泣きしそうでしたね。この熱さが1期にもほしかった。
  • 正直「真っ当な戦闘がある」という前提を勘定に入れるなら今回は今まで(2期)の中で一番良くできた話だったと思う。

ホライゾン2期 9話

  • 最終決戦に向けての途轍もない盛り上がりを見せた話だった。化け物じみたスケールの演出を率いたアルマダ海戦の迫力と個々のキャラクタの掘り下げを同時に行うという無謀じみた構成を全く無理なく完成させている。原作が凄いのか脚本砂山氏の力なのか…
  • フアナとおじさんのやり取りが物凄い良かった。これまでに積み重ねてきた描写をほぼ完璧に生かし切ったホライゾン屈指の描写だった。
  • 点蔵の決意からの覚醒はトーリがホライゾンを助けに行こうと決意したシークエンスをなぞっているため他の仲間たちから「パクリだー」という台詞が飛び交う。ここらへんのほどよい緩さが物語に起伏を生む。
  • ネシンバラに対してトーリが黒歴史を人伝に渡すのがあんまトーリらしくないというか、直接揶揄しに行かないあたりプライドの高いネシンバラを気遣ってて、リーダーとして仲間のことを理解していることがわかる優れた描写だった。
  • 1期通して見ても五本の指に入る出来の回でこれはもう原作買うのも止む無しだなーという結論に達しました。

織田信奈の野望 9話

  • 肉体的にも精神的にもヒロインである信奈の方が強いので、主人公である猿が誘拐という主人公とヒロインの逆転現象が起こるのも当然と言える。
  • 光秀との公式な和解が為されないまま
  • 戦に突入したのはちょっと意外だった。普通ならこれは死亡フラグなんだけど、このアニメおそらくこの段階で死者は出ないだろうなーと思ったらまあ予想通り。
  • 織田信長と卑弥呼の取り合わせやっぱり異常ですね、宣教師の中に占い師がいたという方がまだ合理性あったのでは。
  • 宣教師といえばCVサトリナの金髪宣教師が武器持って参戦しててついに何でもありの世界に突入したのだという確信を得た。

ラグりん2期 9話

  • 最後の日常回は普通の日常回だった。ここで鴨川推しときゃいいのにいまいち鴨川の魅力が伝わってこないのがこのアニメの残念なところ。
  • 馬鹿は風邪引かないというのはやはり都市伝説である。でもまどかは単純なだけなので馬鹿というのは語弊があるか。
  • 元々リアリティのないスペースファンタジー的な話なのに進路希望というリアリティを追求した話であるため物語内で齟齬が生じている。
  • 送別会のあたりは何気に作画良くて「キリウスおじさん泣かせるためかよ…」と1人納得した。3バカは最後まで3バカ。
  • ジャージ部魂ほんともういいですから…次回宇宙戦争なのになんでまだこの曲聴かなきゃいけないんだ…



人類は衰退しました 10話

  • わたしが調停官になったときの話であり、妖精たちとの出会いの話。だから時系列的にはこれが一番初めの話ということになる。原作でも1巻の最初に収録されてるとのこと。
  • 日記を読むとこでバイオハザード的演出になってたのが面白かった。パロディとかこのアニメとは無縁の話だと思っていたので。
  • 楽をしたいけど何もしたいわけではない、というのはわたしでなくともほとんどの人が思っていることですね。
  • というかこの話をなぜ1話目でやらなかったんだろう。妖精の特性とかもわかるし特に不親切な内容ではないと思うんだけどな。やはりチキンのインパクト重視なのか。

TARI TARI 10話

  • もはや何のアニメかわからんレベルで暴走しているが安定して面白い。ウィーンがひったくり犯を捕まえるところなんていくらでも格好良くできるシーンなのになんでギャグにしたのか謎すぎる。結局ずっと爆笑してた。
  • 能登がこんなにふざけてるの久しぶりに見た。ラグりんでもいろはでもそうだけど、そこそこ歳のいったおばさんキャラクタ演じるとなぜ明後日の方向に頑張るのか。
  • 合唱部共通の敵が教頭先生みたいな構図になってるけど、これはもう和奏の母さんとの繋がりで和解することが目に見えてるので「頑張れ若者達」という感じですね。
  • 合唱部を一人で立ち上げて正式な部活にまでもっていったのが和奏の母さんだけど、その娘の世代、つまり現在になって部活を立ち上げたのが娘の和奏ではなく来夏だというのは何を意味するのか。
  • 今回は特に和奏の母さんの「ちょっとダメみたい」の一言がものすごく重くのしかかってきた(大原さやかの演技素晴らしい)。やっぱりまだこの母さん(の思い出)の呪縛は解けていないんだなーと感じる。責任は母さんにあるわけじゃないのが余計つらい。

氷菓 20話

  • 原作の中でも色んな意味で多くの読者から支持を受けているエピソード。心待ちにしていた視聴者もさぞ多かろう(おれも例に洩れず)。
  • まあ予想通り京アニが本気出してきた、ということで。えるのうなじに対する熱意が垣間見える。うなじフェチでもないのに艶を見出せる色気のあるうなじ。
  • それよりも個人的には十文字かほさんが占い研究会にいた時と雰囲気変わりすぎてやばかったですね。摩耶花の巫女姿が霞んでしまうレベルの佇まい。その上泣きぼくろと眼鏡を標準装備とか無敵艦隊かよ。なぜ夏の終わりにこんな兵器じみたキャラクタを出す…
  • 全体的ににえるの口元をアップで映すカットを多く差し挟むことで外見だけではない色っぽさみたいなのがよく現れている。これは以前にも使われていた手法。
  • 帯締めのくだりの破壊力たるや原作の比じゃない。顔を赤めるえるの姿に加えて佐藤聡美がついに自然と艶のある演技を獲得したことにより完全にえる無双と化している。
  • 今回はとにかくストーリーではなく各キャラクタの魅力を楽しむ、まさに原作準拠といえる形の話だった。十文字さん素晴らしい。
  • 次回は個人的に古典部シリーズの短編の中でも最高傑作だと思ってる話だったりする。

ゆるゆり2期 10話

  • またもや修学旅行回。しかし肝心の2年生の修学旅行を一切描かずに居残り組だけの描写に1話丸々使うってのは斬新だ。まあ実際ひまさくがメインだったんだけど。
  • Aパートはひまさく回。もはや姉妹にしか見えない二人が近所をぶらぶらするだけの話。ひまさくが好きな人間には充分楽しめたエピソードなのでは。
  • Bパートはちなあか回。レイプ目シーン使い回し疑惑も首を擡げつつあるが、結衣がいない寂しさをあかりで埋めようとするのではなく、結衣を勘定に入れた上であかりと仲良くなろうとするちなつが見れたのはあかり救済という点で良かった。
  • Bパート後半ではまたもひまさく回。大室姉を交えての幼い頃のエピソードを中心に現在の二人の関係を描く。個人的には大室姉の百合電話が物凄く気になった。
  • 大室家の家財がけっこう豪華だったり(テレビでかすぎて笑った)、原作読んでて気付かなかったとこに結構目が行く回だった。盛り上がりは小さいけどゆるゆりのテーマを守った手堅い回。

僕H 10話

  • ほとんどアニメオリジナルらしいんだけど話が謎の広がりを見せている。なんでこんな大規模な話にしてしまったんだ…
  • 外で酷いことが起こってるにもかかわらず家の中だけで丸々1話ぶん使うという「あれ…もしかして手抜k(ry」とすら思わせないような斬新なやり方だった。
  • しかし制作が逼迫してるという状況らしいけれどなぜか作画だけは全く崩れる気配がないのが不気味すぎる。紳士アニメを作る者としての矜恃を感じさせる。
  • そういえばリサラはあの身体中の傷跡を自力では回復できないんだったな。つまり良介が回復しなければリサラも回復しないということで、なんでこんな面倒くさい設定にしたの…という不満は原作者に届くことなく立ちはだかるアニメの壁に吸い込まれていく。

貧乏神 10話

  • 新キャラが完全にボーボボに出てくるソフトンである。そういやソフトンさん普通に強かったな…
  • ゴリラみたいな女子高生がアルコールランプでラーメン作ろうとして最終的に火災に繋がったけど、普通に家帰ってラーメン作れよと思いました。
  • 今回は神である貧乏神とトイレの神(便所神)を人間である市子が見上げる構図が多くてカンピオーネを思い出した。
  • 最後に温泉掘って校舎の火災を鎮火するの無理矢理な展開すぎて笑った。ていうかあの量の温泉湧いたら校舎大破するのでは。
  • やっぱり貧乏神すごく良いキャラなんだけどあまりにギャグ寄りのキャラクタのためそれが視聴者に認知されにくいのが勿体無い。

夏雪ランデブー 10話

  • 島尾の自我が肥大化したということにより、必然的にエゴを爆発させる形になった。その結果が島尾と葉月の「死んだ体」の逆転現象。あと5話ぶりくらいに両者の対話が行われた。
  • 島尾の創り上げた世界から葉月が脱出できた、というのは葉月の意思の強さと考えるより、島尾が創り上げた世界はあの場面で終了していた、と考えた方が良さそう。異世界と現実世界の境目を飛び越えたのが「崖から落ちる」というのが非常に象徴的。崖から落ちる、ということは死、すなわち人生の“終わり”を想起させる。
  • 今の段階で島尾は葉月に身体を本気で返そうとしてるのかどうかがハッキリしない状態。いくらでも裏切ることができるので「やっぱ返すのやーめた」も可能になるわけで。
  • 最後の「“わたしの好きになった”葉月君はどこに行ったの」という台詞が今後の展開を示唆していて、六花は「好きになった相手の最初の時の人格は島尾ではなく葉月である」と考えていることが暗に示されている。「どこにいったの」という台詞は、「島尾が葉月の身体を乗っ取った」として事実を認識していなければ出てこない。

恋チョコ 10話

  • やっと、10話目にしてやっと、チョコレートが出てきた。しかしそのチョコレートがヒロインのマジキチぶりを引き立てる道具にしかなってないのでもうどうしようもなく脱力する。
  • まあ主人公が事故ってても普通に生きてることは前回の次回予告でわかってたことなので今更だけど、それよりもヒロインがどんどん病んできてるのが視聴意欲を大きく減退させる。
  • ヒロインが中妹とは別のベクトルで病んでて、「おいおい最近のトレンドはヤンデレではなくヤンデルなんですかー」と言いたくもなる。しかしここまできて千里ルートを望んでいる人間が存在するのかどうかが疑問である。
  • 「今回は恋チョコでヒロインが吐いて、続く中妹でもヒロインが吐いた。もはや運命的なものを感じる」と言ってのけた友人には悪いが普通に両アニメとも駄目なだけだと思います。
  • ていうか選挙ネタですら手一杯なのに交通事故とか色々と盛り込みすぎ。そのせいで全部中途半端になってる。

中妹 10話

  • 瀬利さんが敵とかわかり切ってたしその今更感溢れるネタで視聴者煽ってもどうしようもない気がする。
  • 中妹の登場人物の中で唯一吸引力のあった瀬利さんがここでスパイ発覚→追放となってしまい出番がなくなるのが不安、だと思ったんだけどこのアニメ自体あと2話で終わるんだった。
  • しかしもうなんというか色々と酷くて、相変わらず25分じっと視聴するのが非常につらいんだけど皆はこの苦しみに耐えているのかな…
  • 毎回毎回脈絡もなく風呂シーン突っ込んでくるその心意気だけは評価したいけど、そもそも風呂シーン自体別になくてもいいので全体として見るとうーん…
  • 会長ギャグ要因だと思ってたのにいつの間にか主人公をめぐる抗争に自覚のないまま参入してて笑った。
  • しかしやはり今回一番面白かったのは主人公の「やっぱIT業界の人はろくろ回すんだな」という謎の時事ネタを取り入れてきた台詞ですね。
  • ていうかゲロもそうだけど「どこにも行かないで」とか30分前に放送されてる恋チョコと被りまくってるのどういうことだ。

じょしらく 10話

  • 最近の心の拠り所が本当にこのアニメしかなくなってきてつらい。そもそも日本国民の半分以上がこのアニメを見ていないどころか存在を知らないであろうという事実に戦慄している。
  • 唐茄子屋楽団はハロウィンという行事から豆知識、果てはディ○ニーに接近する超ブラックネタまで持ち前のレンジの広さを発揮。オスプレイや近隣諸国との時事ネタも取り入れてますます海外に輸出しづらい状況に。「ピーチジョン」ってモロ言ってるけど業界的に大丈夫なのかなーと思ったけど最終的にアンチけいおん(デトロイト・メタル・シティ)とかチャンネルとか作画とかメタネタやってるし大丈夫なんだろう。
  • 新宿荒事も豆知識とか最初の導入に使いつつ言葉遊びネタとブラックネタを織り交ぜる。海老蔵で吹き出しロフトプラスワンで笑いが止まらなくなった。なんでロフトプラスワンにそんな執着してるんだ久米田は。あとマリーのイメージする歌舞伎町が完全に修羅の国福岡だった。
  • 虫歯浜は虫歯という要素からどんどん話を広げていく久米田お得意のエピソード。きぐちゃんロボ化ですげー笑って虫歯になって頬が膨れてるマリーさんが始めて可愛く見えた。「心の痛み止め」というネーミングでやばい薬のことを表すのはちょっと感動した。ピタゴラスイッチで無理矢理色んなネタを詰め込んでたのも意地を感じる。
  • 今日めちゃくちゃ面白いやん…と思ったら脚本が水島監督本人だったので「あーそりゃこうなるわ…」と納得してしまった。やはりこの人は原作ありのギャグものをやらせると途轍もない力を発揮する。

戦国コレクション 23話

  • 尼子経久ちゃんが可愛すぎる傑作回。銀英伝のパロやナレーションも含めて、戦国コレクションにおけるギャグ方面での最高傑作。というか今期見たアニメの中で一番かもしれない。20分以上ずっと爆笑していた。
  • しかし織田信奈といいこのアニメといい、最近の戦国ものはロリキャラがきたときやたら話のクオリティが上がるのはなぜだ。
  • 四歳児たちが完全に経久ちゃんに調教されてて爆笑した。言葉遣いがやばすぎる。
  • 砂場をめぐる争いを魏呉蜀の三国の構想に見たてるという発想が凄すぎる。まともな人間ならまずもって生きている上で思いつかない(褒め言葉です)。
  • 三沢ちゃんのキャストが釘宮というのは素晴らしい。本当に素晴らしい。重ねて言うが素晴らしい。
  • 大人達が真剣にふざけました、という理想的な形のエピソードだった。感動すら覚えた。脚本の馬鹿馬鹿しさと演出の素晴らしさが最高のミスマッチ。ひとしきり爆笑したあと鳥肌が立ち涙を流しそうになった。

カンピオーネ 10話

  • ゴドーさんの武器やっぱりチートくさいんだけどそれをあっさり打ち消せる神様達もまたそれを上回るチートなので「主人公が相手にストレート勝ちする」という展開が全く見られずにいたんだけど今回普通に戦闘で勝った感じがする。
  • 戦闘の見せ方がどんどん雑になっているのはもうアニメも終盤だし仕方ないのかなとは思う、思うけどペルセウスがリリアナを洗脳してゴドーを殺そうとするのは意味がわからんというか、能力的には圧倒的にペルセウスの方が強いのに洗脳する必要性がまるで感じられない。あと刺さった矢を蹴るのマジで痛そう。
  • アテナにいいところをとられてガチ泣きするリリアナさんマジでメインヒロイン。エリカさんたちの空気っぷりが凄まじい。
  • ていうかEDでエリカの左隣にいる黒髪ロングの子が未だに出番ないの本当にどうかしていると思う。

アクセル・ワールド 23話

  • チーターさん強すぎ笑った。レベル6じゃなかったのかよ。
  • ナーブギアの存在によりSAOとAWの世界が繋がったわけだが、SAO最新巻ではますます繋がりが強くなっていたし、おれは未だにキリトとアスナの娘が黒雪姫だと信じているからな(だから名前を明かせないという)。
  • ていうか能美がマッチングリストに現れない理由とか一番最初に考えるべきなのでは。弱みを握られたら握り返すのは戦いの基本。
  • 最近マジで黒雪姫先輩の存在を忘れてしまうのでよくない。主役のはずなのに今回一言も喋ってない。

DOG DAYS' 10話

  • 戦闘エフェクトはすごい良かったけど作画がわりと危なかったというある意味印象的な回だった。
  • ナナミとダルキアン卿の戦闘がかなり気合入ってて、これ戦闘メインのアニメじゃないのにどっちが勝つのか最後の最後までわからない熱い試合だった。
  • 最近シンクが危機に陥った場合なぜか大人シンクになるのは普段のシンクだと危機回避に説得力ないからか。
  • 英雄王が試合に参加したら普通にパワーバランス崩れると思んだけどみんなテンション上がってるのでもう勝ち負けとか関係ないんだろう。ミルヒ姫が最後のナレーションでこの試合のことを「お祭り」と言っている時点でそれは確信できた。祭りなら楽しむのが一番、勝ち負けは二の次になっても仕方ない。
  • 若本ボイス相変わらずこの世界の中で浮いてて笑った。

SAO 10話

  • 詰め込みすぎてもう処理できないレベルに達しているしこれはどう考えても2話に分けて欲しかった。戦闘はそんな魅せる描き方できないと我々視聴者はもう理解してしまったのだから、戦闘以外での巻き返しをしないとどうにもならない感じがするんだけど、これは脚本というよりシリーズ構成の問題なんだろうな。
  • 戦闘はやっぱりカメラワークの不安定さが否めない。視点をあんま動かさないと「戦闘をしている絵」が続くように見えてしまうのがアレ。
  • ゴドフリーさん原作で読んでたときより愛嬌のあるおっさんだっただけにこの末路はやはり悲しい、何とか死なないようにしてやれなかったのか…
  • キリトの切り落とされた手についての補足とかないんだなーと思いつつ(まあ体力回復すれば手もくっつくのは自明なんだけど)、団長への試合申し込みから結婚話(倫理コードの話カットしたのが意図的すぎて笑った)までの消化スピードの尋常じゃない早さに酔い、それでもなんとか「次回はユイが出る…次回はユイが出る…」と念仏のように唱えながら自我を保っていた。
  • まあ結論としては団長とキリトの試合・クラディールとの戦いで1話ぶん使うという構成の方が良かった。前者にかける時間が短すぎたのが最大の欠点。SAOに興味あるなら普通に原作読んだ方がいいという風潮が漂ってきた。

ココロコネクト 10話

  • 稲葉が死ぬほど可愛い。死ぬほど可愛い。そして死ぬほど可愛い。クソみたいな一連の騒動がどうでもよくなった。惜しむらくはこのポテンシャルを引き出すのがあまりに遅すぎたことに尽きる。
  • 結局この問題は伊織と稲葉の二人で解決する必要があって、まあ予想通り今回はたっぷりと時間を使って二人の間で解決が図られるのだけど、めだかボックスでの挽回をするかのような豊崎の演技が良かったことが印象的だった。沢城に関しては言うまでもなし。
  • ほとんどが口論というか互いの腹を割って話すことに使われたけどこれを「長い」と感じさせないくらい良くできた脚本だった。
  • 無駄な演出を一切使わずに話を盛り上げられるのは紛れもなくこのアニメの実力なのでもっと誇ってもいい。そしてキズランダム編の最終回にしてやっとED曲が話の内容とマッチした。

ホライゾン2期 10話

  • やっぱ戦闘やってるときのこのアニメは桁外れに面白い。会話劇とは何だったのかレベルの熱量の高さ。あと劇半凄い良かったので今回もOST買うことになりそう。
  • 戦闘にもしっかり起伏があるのが肝で、普通だと全部に力注ごうとするんだけど力入れるところと力抜くところをしっかりわかっている。個人での戦闘も艦隊同士の戦闘もそれを踏まえた上で作られている。
  • 「添削し合おうか」「死なないでね、死んでも直すのがプロだから」というやり取りは痺れるよね。台詞回しがいちいち格好良いのも特徴の一つで、作家同士の戦いはそれが顕著に現れている。
  • 艦隊戦死ぬほど素晴らしいので「この圧倒的な力を少しでもトータルイクリプスに分けてあげられたら…」と考えざるを得ないな。
  • 前回に引き続き今回も今期トップクラスの内容と作画・演出で前半溜まっていた靄が一気に晴れた。

織田信奈の野望 10話

  • 誰だよ今回はテコ入れだとか言ったのは。普通にタイトル通り織田信奈絶体絶命の話じゃないか。。
  • 緩かったのは前半だけで後半はまた信奈と猿が命の危機に陥る。信奈は相変わらず人の生と死の間で揺れ動いているし、猿は猿で自分の持ちうる知識を総動員して生き残ろうと画策する。
  • Aパートで浅井長政すらも女だったと判明したので「じゃあ戦国乙女の2期やろうよ…」感がすごい。
  • 「信澄きゅんがイケメンすぎてもう「信澄きゅん」って呼べない…」と言っている某腐女子がいて爆笑した。それは知らん。
  • 病床に伏す半兵衛を囲むところ、猿以外全員ロリっ子という謎すぎる状況だったのが面白かったけどここで奇襲かけられたら負けるのでは…
  • そういや両端を紐で縛った巾着袋はついこの前の氷菓でも出てたな。こういうふとした作品同士のリンクがあると楽しい。
  • しかし信奈が撃たれるところはクレしんのアッパレ戦国〜くらい唐突で驚いたんだけど、まあ普通に考えて生きてるよね。銃弾だって防げるさ、そう、iPhoneならね(サムスンなら死んでた)。
  • 次回予告である人物の裏切りがネタバレという「何のためにそこで締めたんだよ」といういつものパターンに終わった。
  • 次回予告のあとのオマケに全力投球なのは認めざるをえない。しょうがないから「ねねにござる〜!」は画像保存した。

ラグりん2期 10話

  • もうまどかがいなくてもランとムギナミは分かり合えるようになったんだなー、と感慨深く思う。
  • 戦闘メインのエピソードでいつも以上に3馬鹿が輝いていた。というか2期に関しては3馬鹿のためのようなもんだよな。
  • ウォクスの変形後の姿が予想以上に格好悪くて泣きそうだった。リゼルマイン一応ラスボスなのにどういうことなの。
  • そういや未だに輪廻のことについてほとんど明かされていなかったのを忘れていた。これは結局最終回までに明かされるんですかね。
  • ていうか鴨川推そうとしてるアニメの中で鴨川破壊してどうすんの…