2012年秋アニメ(放送前)

気付けばもう10月になったようですが皆さん生きていますか。おれは死んでいます。
薄氷を踏む思いをして2012年にしがみついていましたがもうすぐでそれも終わりですね、というわけで2012年秋アニメ、いつものあれです。

1位 PSYCHO-PASS サイコパス

サイコパス
まあこれでしょう。虚淵玄が脚本やることは予想済みだったけど本広克行が総監督やるというのが想像の遥か斜め上をいく超展開だった。I.G.のオリジナルアニメ最近ヤバいという傾向はあるものの、上記の二人が支えていればわりと問題なくI.G.の長所が活かせるように思う。というかこれは全ての人選が適材適所という感じでよほどヘタなことしない限り傑作クラスに到達できるだろう。


2位 新世界より

新世界より2
貴志祐介作品の忠実な読者でありながら『新世界より』は「なんか貴志祐介らしくない作品っぽいから避けておこう」と思って刊行当時から今まで全くのノータッチで生きてきた。しかしこの作品がアニメ化されるという事自体未だに嘘なんじゃないのかと思い続けていたり。まあ世界観はSFに根ざしていながらも得意のホラーやミステリ的要素を盛り込んでいるらしいので、恐らくこれも変に原作改変しない限り傑作くらいにはなると思う。


3位 ひだまりスケッチ×ハニカム

ひだまり
おれの荒んだ心を癒す究極のほのぼの日常アニメ。1クールに必ず1つ以上あるとされる癒し枠の筆頭。これを観ずして秋アニメを語ることなど許されないだろう。ついに4期にまで到達した長寿コンテンツひだまりであるが、その芯は昔から今までまったくブレることはなく、乱立する様々なアニメ作品の中でも独特の地位を築いている。とりあえず石原夏織ではなく水橋に活躍の場が与えられることに今日も感謝して生きていこう。


4位 中二病でも恋がしたい!

中二病
大成功か大失敗のどちらかにはっきりと分かれる類の作品ではないかと予想している。しかし京アニパワーにより映像として楽しむことは十二分にできそうなので、蓋を開けてみたら毎回安定して面白かった、というパターンがくるかもしれない。とりあえず中二作品に福山潤が出るというだけでだいぶテンション上がりますね。ちなみに今年の夏もコードギアス全話見直しました(どうでもいい)。


5位 K

K.jpeg
ラジオ以外で得られる情報が少なかった作品。しかし事前情報が少ない作品ってここ最近結構当たりが多いのでこの作品も例に漏れず…と考えてこの位置にした。ただ「K」はやっぱり検索性の悪さ半端ない。「C」といい「K」といい、アルファベット1文字って呼称するぶんにはいいんだけどサイバースペースにおいてはデメリットのほうが圧倒的に勝ってるよね。


6位 ロボティクス・ノーツ

ロボノ
シュタゲ発売時とは違って「傑作!!」という声は聞こえてこなかったものの、シュタゲのクオリティの高さを信じておく。ノイタミナ枠で放送されるということがかなり意外だったんだけど、この世界観は案外ノイタミナに合ってるのかもしれない。ただおれは未だに「世界を救うのはオタクだ」的言説に疑問と反感を抱いている人間なので、あんまそのへん堂々と主張しないほうがいいかも。主義主張が強すぎる作品は碌な末路を辿らない。


7位 ガールズ&パンツァー

ガルパン
これも『K』と同じく事前情報がかなり少ない作品。ただキャストが尋常じゃなく多くて「これ全員動かせるのかよ」という期待と不安が半々の状態。まあDOG DAYSみたいなタイプの作品になるということも考えられるし、ここらへんに関しては見てみないとわからないな。余談ですが武部さんのキャラデザものすごく好みですね。で、キャラデザ誰かなーと思って公式サイト見てみたら安心安定の杉本功だった。そりゃキャラデザもレベル高くなるわ。


8位 好きっていいなよ。

好きっていいなよ。
実は少女漫画原作のアニメに際立ったハズレ作品というものは存在しないのである(当社比)。というわけで内容に不安の少ないこの作品をこの位置に。「となりの怪物くん」との差異はストーリーを見て判断したんだけど、たぶん大きく外れることはないだろう。かといってこの手の作品は大きく当たることもないのがネックなんだが、もしかしたら『君に届け』の再来があり得るかもしれないので。


9位 となりの怪物くん

となりの怪物くん2
8位の『好きっていいなよ。』とはほとんど僅差。実際のところはこっちの方が面白いのかもしれないし両者ともに原作未読なのでそこのところはよくわからないし判断しかねる。あとPVがかなりふざけていたんで、もしかしてこれはギャグ寄りの作品なのかな、という線も考えられた。しかし「となりの席の問題児、吉田春にプリントを届けたことがきっかけで、友達認定をされ懐かれてしまった水谷雫」ってどっかで見たことあるイントロダクションだよな…


10位 リトルバスターズ

リトバス
正直申し上げまして内容をまるで知りません。原作ゲームもやったことありません。そしておれは麻枝准が好きではありません(AirとCLANNADだけは認めているけど)。しかしあまりに周囲の人間がこの作品をしきりに薦めてくるのでおれのなかで無駄にハードルが上がっていってしまった。まあ一番の不安要素であるJCは数々の不名誉をじょしらくで雪いだ感じがするし、ストーリーはそこまで麻枝准臭がきつくないらしいし、期待するだけ期待しよう。




夏アニメがラノベ原作もの中心だったのに対して、今期は漫画原作ものとオリジナルものがほどよく混在していて、ラノベ原作アニメは『さくら荘のペットな彼女』と『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』の2作のみという珍しい配分になっている。漫画原作アニメは比較的外れが少ないし、オリジナルアニメは否が応にも期待が増すので今期は思いの外盤石な布陣になっているように思う。あとダークホース的存在として『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』と『神様はじめました』あたりを押さえておけばいい感じかな。