管理社会

体調崩してる間に色々あったんだけどそんなのがふっ飛ぶ事件がありまして、というのはうちの親父が警察に捕まったという事なんですが、まあそんな汚職とか痴漢とかそういうのじゃなくて車運転中の信号無視と免許証不携帯という罪状です。


ここまでなら「あーいつかやると思ってたわー」という程度で済んだんですが、その車にうちの母親こと人間デストロイヤーが同乗していたことが問題だった。何を隠そう他人の苦しみを愉悦とするSの凝縮体のような人なので、基本的に怒ると誰も手を付けられないという事でおれの友人たちには名が知れているんですが、この母親が親父が交番で取り調べとか諸々受けている間長いこと車の中で待たされていることに腹を立てたらしく、交番の中に乗り込んで「いつまでやってんだ早く終わらせろやオラァァァ!!!!!」とメスゴリラ8匹分くらいの咆哮を上げ、それにびびった警察官たちが「すいませんすぐ終わらせますんでほんとすいません…」と平謝りする地獄絵図だったとのこと。おれはその頃エヴァの予約が取れずに家でふて寝していたので事の経緯は母親本人から聞いたんですが、「いやああんなにびびらせちまったのはやりすぎだったかなー」と爽やかな笑顔で言い放つ母親の顔をまともに直視できませんでしたね。今目があったら石になるとか思ってた。


というわけでますますおれは車を積極的に運転しないことを固く決意すると同時に早くこの家から出ていきたいという思いを新たにしたのであった。

アニメ雑感

新世界より 6話

  • 敵が擬態できることが明らかになったんだが、それなら前回でいくらでも攻め様があったような気がするし、そもそも環境に応じて姿形を変えられるということは一定以上の頭脳を持ち合わせていることになる。
  • 前回のコンテとはうって変わって、非常に繊細かつ鋭角的なコンテで見るものを刺激してくる構成に仕上がっている。依然強さを増すホラー的演出や音楽が初回の頃の神話的かつ閉鎖的な雰囲気を塗り替えている気もするが、どちらかと言えば「SF」という枠に収斂される作品のようなので、これから異生物たちと念力を使って戦うという趣向ならもっと俗っぽさを排除してもいいかもしれない。
  • 敵側だけではなく味方側も異生物であり完全に信用のできない状況なので、より一層悟と早季の孤立感が強く浮き彫りになってくる。まともに戦えるのが悟しかいないというのもまた緊迫感に拍車をかける。
  • やはりこのアニメは視覚的に面白い。3Dを駆使して実写映画でやるという展開ではなくTVアニメシリーズで良かったなーと再確認した。

となりの怪物くん 6話

  • あーーーーー甘酸っぱい。なんだこれは。普通のラブコメじゃないか。となりの怪物くんはラブよりギャグじゃないのかよー。
  • しかしこのアニメの面白いところはもはや勝利決定ともいえるメインヒロインの雫の対抗馬として現れる委員長(大島さん)が、普通ならばメインヒロインの立ち位置にいるべきキャラクタだということである。友達がいなくて地味な女の子がある日突然イケメンの男の子に惚れられてロマンスに発展するのが最近の少女漫画の王道じゃないんですか。
  • キャラクタの「友達が少ない」という設定をギャグとして昇華するのは『はがない』から良く使われるようになった手段だけど、これは今こういった作品を享受する人達がキャラクタに対して「共感」ではなく「投射」することを選んだ結果なのではないか、と考えたりしている。
  • 雫はここからどうやって魅力を捻り出せばいいのか正直よくわからないんだけど、夏目ちゃんと委員長はいくらでも掘り下げられる可能性を秘めてて、キャラクタとしての魅力はこの2人のほうが強い印象。雫はなんか没個性的ななってしまってる感じなんだよな。友達がいなくて勉強に打ち込む心の冷たい女の子、って設定が1〜2話目の時点で大幅に改善されたせいだと思うんだけど。
  • 委員長がいくらハルのことを想っていてもハルは雫に対して好意を抱いていて、しかも両想いが確定しているのでどう考えても逆転する未来が浮かんでこない。
  • Aパートで委員長の掘り下げを行い、Bパートで雫の掘り下げを行うというキャラ個人に焦点を当てる構成。個人的にはBパートで雫との関係を思い悩む夏目ちゃんが可愛かった。やはりこのアニメで一番輝いているのは夏目ちゃんなんだよな、誰ともフラグを立ててないけど。まず声の時点で可愛いもんなー夏目ちゃん。
  • しかしこのアニメは結局、雫がハルに「どういった意味での」好意をもつかという一点に集約されるんだなーと、最後の雫のセリフで確信を得たのであった。要するに「友達として好き」と「異性として好き」を行ったり来たりする雫の描写が中心になって、後者の意思が固まればゴールということになる。

神様はじめました 6話

  • となりの怪物くんに引き続きこっちも甘酸っぱい。なんだこの波状攻撃は。こんなに糖分取りすぎたら糖尿病になってまうわー。
  • 蔵馬くんそんなに英語の発音も歌も上手くないのにドヤ顔なのが一番面白かった。ただこいつはやっぱり悪いやつでもないので、それが嫌味がなくうまいことギャグとして作用している。
  • 妖怪が現れるシーンでも不気味さより異空間的な雰囲気を漂わせることに注力していて、コメディとして処理できる懐の広さを提示している。
  • 今回は同じ時間軸の中でAパートでは巴が主役、Bパートでは奈々美が主役というように分断している。もっともBパートでも過去の巴が現れるので今回は巴の掘り下げのためのエピソードだと考えるべきか。

中二病 6話

  • くみん先輩はサンクチュアリであるという視聴者の共通認識を破壊するような事態になればさすがに暴動起きそうだけどそんなことは流石にしないだろう。明確なカップリングを描かないのは京アニのポリシーみたいなもんじゃないのか。
  • ていうかランク付けのくだりが全然シリアスじゃなくて笑った。まー女子からしたらけっこうな話題なのかもしれないけど坊主にする・しないのシークエンスからはもう完全にギャグだろう。
  • 今回はこのアニメにしては珍しく全く奇を衒うことのない純度100%のギャグで攻めてきていて、一応ストーリーにはけっこうな幅をもたせてるんだなーと、初回を見て判断した「キャラ先行型」だという認識を新たにした。
  • まあしかしくみん先輩は呆れるほど可愛い上に庇護欲を掻き立てられ更には全てを包み込むような包容力をもっているという完璧すぎるくらいの能力を備えたキャラクタで、もう中二病要素がなくてもいいからくみん先輩をもっと見せてくれという願望が。

BTOOOM 6話

  • 平のおっさんが未だに生き残っていることが一番の驚きである。初登場時はあーこの人折り返し地点までもたないわーとか思ってたのにいつのまにかヒロインみたいな立ち位置に。どうしてこうなった。
  • しかしフィールドをもう少し多彩に出来なかったのかと思わされてしまうくらい森の中でばかり行動しているけど、まあよく考えたら身を隠しながら行動しなけりゃ爆殺されるので合理的と言える。ただ映像的には山場作りづらいんだけどなー。
  • ヒミコが都合よく目を覚まさないとかそういったストーリー上生じてしまうアラみたいなもんに出くわすたびに目を瞑るのも中々修羅の道だけど、それ以上に平のおっさんの役割は全部ヒミコが果たせそうな気がするあたりが一番残念なところ。何が悲しくておっさんの悲鳴を延々と聞かねばならんのだ。
  • というか高橋名人めちゃめちゃ出番あるじゃないですか。ほとんど一回きりの出演だと思っていたんだけど普通にラスボス的で存在感が尋常じゃない。

武装神姫 6話

阿澄佳奈阿澄佳奈による阿澄佳奈のための話である。


ひだまりハニカム 6話

  • 流れる時間も過ぎ行く季節も過去も未来も全てを包み込む圧倒的快楽に身体を任せれば目の前には楽園。何を気にすることもない、世の中のあらゆる俗事を捨て去って脳の中を空にして見れば終わった頃には癒しで満たされる。脳の中を洗い流せる至福の25分間は誰一人として邪魔することを許されない不可侵領域であり数少ない救いである。
  • 宮ちゃんが可愛い。珍しく突っ込みを頑張っている宮ちゃんが可愛い。「可愛い」って言われて照れる宮ちゃんが可愛い。むしろ今までゆのっち含むまわりの人達に可愛いと言われたことがないのが不思議なくらいである。まあ言わずともわかる当たり前のことなんて世の中にいっぱいありますよね。
  • 前半はかなりギャグ寄りで、ゆのっちと宮ちゃんの関係性にフォーカスしたエピソード。まだまだ互いに知らない部分があって、それを知るというよりも自然に互いに歩み寄っていくという形でこの2人らしさが良く出ている。
  • そして後半は胸を締め付けるようなセンチメンタルさが際立つ泣きのエピソード。ひだまりという作品は基本的にほとんど時間の流れを感じさせないストーリーが中心となって構成されているんだけど、ここでは嫌というほど時間の有限さを印象付けてきて「変わらないこと」は出来ず、それを受け入れて進んでいかなければいけない、ということを残酷に示してくる。『けいおん』でもそうだったけど、日常ものは「ゆったりとした日常が続いていく」ことに最大の存在意義があり、だからこそそれを阻む「時間」の存在は登場人物にとっても我々にとっても敵となる。
  • ひだまりと言えば癒し、みたいなイメージは確固として存在していてそれは間違ってはいないわけだが、そんなひだまりの中にも確かに時間は存在していて、ひだまりスケッチという物語は永遠ではないということ、始まりがあれば終わりもあるひとつのストーリーなのだということも忘れてはいけない。登場人物を永遠の時間の中に閉じ込めるということは罪なのかどうかを今一度考える必要があるのかもしれない。

おにあい 6話

  • 「まよちき」とか言うからどんな男装執事が出てくるのかと身構えていたのに執事が全然出てこないし何故この表題にしたし。結局「まよちき」って何だったんだ。
  • 折り返し地点まで来たというのに相変わらずストーリーはあってないようなもの、徹底的にキャラクタにのみフォーカスした潔い作り方で一歩間違えれば「頭がおかしい」と思われかねないギリギリのバランスを保っている。
  • このアニメが面白いのは「秋人がシスコンである」という描写がほとんど無いのに、登場人物たちには「秋人はシスコンである」というコンテキストが存在することである。秋子がブラコンであることは視聴者に提示されているし本人もそう宣言しているのにも関わらず。
  • 6話目にしてようやく兄妹以外のキャラクタたちの意図が明かされ、ついに兄妹が分断される危機に陥る。主人公とヒロインが話を重ねるごとに距離を縮めていくというのは普通の展開だけど、話を重ねるごとに主人公とヒロインの距離が適正なところまで離れていくという作品にはあんまり出会ったことがない。全然シリアスな展開でもないのに演出で無理矢理シリアスに見せているのが力技の極みという感じ。
  • 最後にこのアニメに足りなかった幼女成分を投入してきてあざとさというよりもう「本当に世の中のトレンドありったけぶち込んできたなー」という感嘆が。逆にこのアニメに足りない成分が何なのかわからない。

To LOVEるダークネス 6話

  • やっぱり開始3分で眩い光が視界を覆ってしまった。しかしこれは何というか見ていることへの背徳感があるな、ここらへんが今までのトラブルシリーズとはちょっと違っている。
  • ルンがメイン回というわけで当然男と女という二面性をもつ苦悩が付き纏う…というところには安直に行かないのがこのアニメのあざとさというか計算高さというか。
  • しかし男女の人格を分離できた時点でもうレンの存在価値がなくなってしまうのではという懸念が。そもそもダークネスに関してはハーレムという目標を最初から掲げているのでリト以外の男が全くといっていいほど出てこない。ストーリーに不必要な要素は徹底的に排除している感じがする。
  • 取り敢えず今回も昼夜問わず光が眩しかったですね。あと沙姫先輩と綾はCV川澄・水橋という意味でもっと出番を増やしてもらいたい。

SAO 19話

  • 背景が綺麗なので大概のことは許せるようになってきた。イメージとは多少違う景色だったこととかもうどうでもいい。
  • キリトの変身後の姿はデモルト(金色のガッシュベル)を思い出した。炎を吐く大型の獣ってやっぱこういうイフリート的なデザインしかないのかなー。四足歩行のやつとか見てみたい。
  • ゲーム内での出来事を一旦リアルに持ち込んで咀嚼しまたゲーム内で吐き出すという構図がSAOとの徹底的な差異化に繋がってるとは思うんだけど、ここらへんで上手く緊迫感も出して欲しかった。ゲーム設定がSAO→ALOの順(ログアウト可能→不可能)であったなら良かったのに。
  • このアニメ唯一の良心ユイちゃんの表情が一層豊かになってきており大変微笑ましい今日この頃ですが最近エンドカードには登場しないんですよね…

好きっていいなよ。 6話

  • 原作をここまで上手くアニメ化している作品にはそうそう巡り会えない。原作に込められた作者の情念みたいなものを融和しているので重さを感じさせずに引っ掛かりなく見られる。
  • 少女漫画では1000000000%と言っていいほど確実に現れる恋敵はもちろんこの作品にも存在する。性格としてはこれもよくある腹に一物抱えているタイプで「どっかで見たことあるなー」という感じではある。むしろ『となりの怪物くん』に出てくる委員長のようなキャラの方が恋敵としては珍しい。
  • しかしただひとつ原作でもアニメでも許せないのは大和がこの世のあらゆる法則を無視して節操なしにモテるという謎のスキルを有していることである。みんな大和の髪型がおかしいこととか全然触れないし何なんだ。この世界ではこれがイケメンなのか。わからん。
  • この作品では大和の心理描写がほとんどないので基本的にはめいが右往左往してしまうというシナリオが中心になり、今回もそれを踏襲している。今までと違うのはめいの中に確実に「大和が自分のもとから離れていってしまう」という気持ちが存在することで、以前は大和から積極的にめいにアプローチをしていたのに対して今回は大和がめいのもとから離れていく(かもしれない)ということをめい自身が悟っているからだろう。

リトバス 6話

  • コマリマックスルートがこんなにあっさり完結するとは思わなかった。原作を物凄く圧縮した結果なんだろうか。もうちょっとカタルシスがあれば泣かされていたかもしれないんだけど展開がいかんせん早すぎた。
  • 小鞠の背負った過去が現在を苦しめる傷になっていて、それを見て見ぬ振りをして逃げ続けている問題をどうやって解決するかというエピソード。友情をテーマに掲げているだけあり、他のキャラクタたちとの協力連携をしっかりと描いたうえで小鞠の問題と向き合っている。
  • 問題を先送りにすることなく、悲しい出来事を乗り越えていく力を分け与えることで過去との決着を付けて前へ進むことが出来たのは理樹というキャラクタの過去に小鞠と重なる部分があったからで、こうして見ると理樹は主人公としての資質をしっかり備えていたんだなーとわかる。

マギ 6話

  • モルジアナ回。2次元において幼女をいたぶるということに関しては徹底的に嫌悪感を表明することにしてるんだけど、今回はモルジアナが活躍するためのエピソードだし敵は小悪党なので全然許せますね。
  • 原作読んでたときにも思っていたけどこれってワンピースの小規模版といった話で、ワンピースで3〜5冊ぶんくらいかける話を1冊ぶんにも満たない分量で終わらせてるってのは結構凄いことだと思っている。
  • アニメで久しぶりに良いなーと思ったのはモルジアナとサーベルタイガー(?)の戦闘描写。あそこはかなり良かった。モルジアナの軽快な身のこなしとスピード感を視覚的に表現できている。このクオリティを何とか保てないものか。
  • あとモルジアナのことを「モッさん」って呼ぶのどうも違和感があるのでおれはどこまでもモルジアナと呼ぶ心算です。

イクシオンサーガ 6話

  • アホ毛の話題だけでよく1話作ったなーという感心が。今までメインに据えられることはなかった姫様が主役というだけあってシナリオにも気合いが入っている。
  • まあシナリオというかキャラクタのドタバタ劇を楽しむように作られた徹頭徹尾純正コメディなので肩肘張らずに見られる。姫様覚醒のシークエンスはこのアニメには珍しく際立った危機感の演出もあった。
  • 結局姫様の招待を明かさなかったり後日談として暗殺者が釣り好きのお爺ちゃんになっていたりと、銀魂らしきテイストを諸所に感じさせる手堅い構成。笑わせるというよりはくだらない話で箸休めの意味をもたせたエピソードだった。
  • と思っていたら次回予告で玉造温泉のネタがぶち込まれてきて笑わされた。結局温泉回やるんだな。

生徒会の一存 4話

  • 物凄く久しぶりに生徒会の業務と絡めたネタをやっていて何か感動した。やればできるじゃないか。ていうか今回はギャグじゃなくてラブコメやってたのが新鮮だった。
  • 深夏と杉崎のエピソードが大半を占めていて「あれーこれそういうアニメだっけ」という感じである。この手の作品には珍しく男性と女性、両方の心情描写がなされているため若干くどく感じるものの、気持ちが見えてこないというもどかしさはあんまりない。
  • まあ1〜3話の時点でギャグ要素に振り切れていてネタ切れ感・マンネリ感もあったのでここでの路線変更は正解だろう。やっぱストーリー構成上手いんだよなー。1期のときより上手いかもしれない。

ガルパン 5.5話

  • 実に良き総集編だった。新規作画はないものの(まあもともとBDの特典映像だったことを考えれば当然と言えるが)、今までの流れをおさらいして次回以降へ繋げるための布石として充分に機能しているし、今までの名シーンも総ざらい出来たし、キャラクタは相変わらず魅力的だし、総集編としては文句なしの出来である。
  • やっぱ1話で美穂が書道を選択してさおりんと華も戦車道をやめて書道を選択するシーンと、その後美穂が戦車道を選択することを決意するシーンの流れは素晴らしい。前者・後者ともに友達本位で自らの行為を決定しているあたりがツボ。知り合って間もない女の子同士がここまで友情パワーを発揮するのは若干違和感があるもののそれは些細なことで。
  • この総集編でキャラの性格とか改めて考えてみるとまあ上手い具合に分散している。主要5人の個性はもちろん、生徒会や他のグループもモブキャラとしてではなく主役を支える脇役としてしっかり個性が確立されている。全員の名前だけでなく性格や好きな花・戦車といったサブ的プロフィールを紹介してくれたのはおれのような掘り下げ大好き視聴者にとっては天の恵み。
  • 戦車の知識を人並み以上に蓄えた今では戦車の紹介をされると「あーはいはい」と軽く流せるのでなんつーか人間の成長を肌で感じられる良い経験ができました。これもこのアニメが戦車を単なるアイテムとしてではなく、物語の根幹に据えるために現実的知識を詰め込んで、キャラクタ以上の存在感を放つように構成されているからだろう。現実と乖離しているフィクションにおいて一部だけ気持ち悪いくらいリアル感があると全体的にノンフィクションとしてのオーラを放つという好例。
  • 個人的にはEDであんこうチーム・生徒会チーム・バレー部チーム・カバさんチームの計4チーム(一年生チームを除く大洗女子学園戦車道の全チーム)のED絵が四分割された画面に映されたという事実だけでだいぶ腹を満たせた感じです。えんたーえんたーみっしょん買いました。

さくら荘 6話

  • やっぱり上井草先輩が一番メインヒロインらしいことをやっている。この人がいなかったらおれは視聴を断念していたかもしれない。惜しむらくは上井草先輩は仁という相手が存在していることである。
  • ただ今回はかなり良かった。こういうストーリーを待っていたんだよ。こういう王道でいい。王道だからこそいい。キャラクタが異端児ばかりであるがゆえにこういう王道のストーリーが一段と映える。雨というファクターも極めてベタな使い方されてたけどそれが物語の時間の流れも表現できていて良かった。なぜこれが1〜4話の間で出来なかったのか。
  • そういや話題になってたサムゲタン問題、原作ではお粥だったとのことで、まあ病人にお粥は普通だよなー、なんでアニメではお粥をサムゲタンに変えたんだろうなーという気持ちはあるけどそこまで目くじら立てるような問題ではないと思うのでここではスルーしておく。改変されてつらいのはストーリーのほうだろ。
  • しかし七海はもういつでも関西弁で喋ってるせいでますます銀河へキックオフのエリカとの区別がつかなくなってきた。ただでさえキャラデザがエリカそっくりなのに、中の人の(演じ分けを意図的に行っていないのか単純に技量の問題でそうなっているのかはわかんないんだけど)話し方も関西弁のクセも抑揚もエリカそっくりなんだよな。

サイコパス 6話

  • 数え切れないほど大量の伏線を張った、今後に繋げるための重要なエピソード。とりわけ標本事件が未解決事件で迷宮入りしてたという事実は、最終回でこの事件を取り扱うのではという可能性を浮かび上がらせる。
  • 女子校という場所は男側からしてみれば一種の聖域の様にも思えるが、その実態は想像以上に嫉妬や憎悪が渦巻いていたりする、というのが創作作品における通例描写になりつつあって、このアニメにおける女子校は今のところそういったものの上澄みだけを描いているように見える。実行犯と思われる璃華子の場合は愛情を拗らせ過ぎたという、猟奇的殺人における犯人の動機トップ3くらいには入るであろう感情を有している可能性が高い。なんか京極夏彦の小説読んでる気分になった。
  • 狡噛と宜野座の二人の絡みがかなり多く、狡噛が執行官になっただいたいの経緯なんかも明らかになって、外枠がかなり具体的に形成されてきた。あとは弥生と征陸の二人の掘り下げがあれば完成というところか。
  • 大量に伏線は張っているものの、決してただの繋ぎ回ではなく単品として取り出してみても充分に面白い。2クール配分でこのペースだと失速することも考えられるがそこは今のところあんま生かせていない近未来の設定を活用して乗り切ってもらえれば。

ロボノ 6話

  • 現在地よりもさらに奥へと進んでいく物語。君島レポートに端を発した小さな島での物語は予想もしないほど大規模かつ巨大な物語へと変貌しつつあり、本気でこの作品の謳い文句にあった「世界を救う」の文言が真実味を帯びてくる。
  • 昴の親父が関わってきたことで丁寧過ぎるほど丁寧だったストーリー進行が良い意味で崩されていく。君島関連の裏話も着々と水面下で進行しており、序盤に比べてだいぶ垢抜けてきた感じ。
  • フラウがロボ部に加入したことによりだいたいの主要面子は揃った。あとはスロースターターといわれるこの作品がどこから本気出せるかという部分にかかっている。
  • しかし今のところフラウよりも大徳寺さんの方がよっぽどヒロインに見えるのだけど逆転あるのか。


その他雑記

  • 体調不良で体がイカれたせいで1週間近く飯を食えず、無理やり食おうとしても全部吐き出すという悪循環で、まあそうなると体重がめっきり減ってしまい、63キロくらいあったのが今はまさかの57キロという状態で、このままだとヒョロヒョロ体型になりそうで怖い。身長181cm体重57kgとかやばい。人類より宇宙人の体型に近い。
  • 以前ライブ見に行ったこともあり今BAZRAの作品をかき集めているんだけど『switch』がまさかのコピーコントロールCD
  • コピーコントロールCD、人類の敵という印象は8年以上たった今でも変わってない。
  • ライブ練習の関係でベース背負って街中うろうろしてたんだけど、雨降ってる時にベース背負いながら傘差して歩くの結構大変だったりする。
  • ボーカルとは縁のない人間なのでボイストレーニングとかする必要ないのに、なぜか新しく加入したバンドのボーカル(後輩女子)の知り合いのボイトレ教室みたいなとこに連れてかれて色々手ほどきを受けた。終わった後「また来てねー」とか言われたんだけどその2日後に風邪でぶっ倒れたので未だに行けてない。
  • 食事そのものにあんまり興味ないんだけど孤独のグルメのおかげで食事に興味が湧いたし最近は友人と安い飲み屋に行って焼き鳥食べながらのんびり話したりとかいいなーとか考えています(実現していない)。