さくら荘のペットな彼女 #13 「冬の一歩手前で」

  • ようやく、ようやくここに来てましろがヒロインっぽくなってきた。これが2クールアニメの余裕か。今までの12話がまるで前座かのように思えるぜ。
  • ましろと空太とのやり取りがコメディではなくラブコメとして響いてくるくらいには二人の関係性に大きな、それも本人たちが自覚していない変化が訪れている。自我を少しずつ表に出してきているましろと、それに気付かずにましろの変化に疑問を抱く空太。二人の微妙にずれたやり取りが生み出す空気感はまさにラブコメそのものである。
  • ましろの変化について、空他は担当編集の人にそれとなく示唆されることで僅かながら自覚し始めるが、その変化の契機になったのが自分の存在だとは気付いていなくて、これに気付いた時がエピローグになるのかなと考えている。
  • ましろを自分にない才能をもった、夢を掴んだ人間として考えている空太と、普通の人間として生活し始めているましろにとって意思疎通の行き違いが発生するのは必然といえるし、ましろは自分の中に知識や経験として存在しない感情と向き合うことになっているわけで、第三者の介入がないと解決困難な問題っぽい。