ちはやふる2 第三首 「つくばねの」

  • 今一番見たい物語の最大公約数を満たしているのがちはやふるという認識です。原作読んで内容知ってるからこそ「この部分はどうやって映像化していくんだろう」という楽しみがあるわけで、おれの「漫画原作ものは原作→映像、小説原作ものは映像→原作」というおれの自説が補強されていく。
  • 机君の成長ぶりに泣かされる3話目であった。1年生組が着実に成長していく様子も良いんだけど、やっぱ2年生組が1年の期間を経て先輩としての器の大きさを身につけていく描写が果てしなく上手いのでめっちゃテンション上がる。宮内先生もかるた部の良い理解者であり顧問なので1期のような生徒対教師みたいな構図もそんなにない。強いて言えばちはやの進路相談の時くらい。
  • 菫と筑波の新入生組2人のかるたという競技に対する向き合い方が全く違っていて、下手にかるた経験者である筑波の方が非常に苦戦している感じ。菫はまずかるたを楽しむというところから入っているので伸び代は現段階においては未知数。
  • ちはやの顔アップの描写はやっぱり苦戦してるんだろうな。線が細いのに芯の力強さを見せつけないといけないという、他のキャラクタとは全然違う描き方を要求される。あと肉まん君とかも描きやすそうで意外と苦労してる気がする。
  • ストーリーの完成度、キャラクタの魅力、演出のダイナミックさ、音楽の多様性、どれをとっても他の作品を寄せ付けない圧倒的なレベルでそれを押し付けがましくなく見せてくれた3話目、これはもう満場一致で今期一番だろう。ちはやふるを見ない2013年冬の過ごし方が想像出来ない。