D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 5話「ひとりじゃないところ」

  • さら回。さら回なのにルル姉が強過ぎて不憫である。ルル姉は最終破壊兵器というか単体でならいいんだけど他のキャラと同時に登場すると他のヒロインを全部喰ってしまうような存在感の強さがある。主人公がさらに「不純異性交遊」と罵られても仕方ない。
  • 「常識にとらわれすぎない視点を持てば空想的な出来事も現実で起きていることに気付けるかもしれない」という先生の台詞は「このアニメで何が起きてもいいように」という保険の意味合いが強い。このアニメは普通の世界、現実世界と変わらない日常を描いているのでいきなり桜に関するファンタジックなイベントが起きても「お前らが今まで知らなかっただけだろバーカバーカ」で押し切れる。
  • 体育倉庫に閉じ込められるというイベントは現実的か否かという論争はいい加減やめるんだ。あったとしても上述の先生の論法に則って考えれば「おれたちが知らないだけでどこかで起きている」かもしれないので現実的とかそういう次元の話ではないのである。ちなみに小学生から大学生までの時を過ごしたけど異性と体育倉庫に閉じ込められるというイベントは無かったですね。
  • なぜこのアニメのキャラクタは揃いも揃ってこんな鈍感な主人公に対して色仕掛けで攻めるんだろう。こういうタイプの人間には直接言葉で伝えないと駄目だというのは数多くの作品を通じて学んだ一つの教訓である。あとさらとかは無意識にやってるんだろうけど無意識が無防備に繋がってていつ誘拐とかされてもおかしくない。
  • 歌丸の作画がどんどん適当になっていくのが悲しいし、基本的にさくらと主人公が遊ぶときはセリフ入れないで音楽だけ流すあたりにコスト削減の精神を感じる。でも桜の描写だけは相変わらず綺麗だ。