宇宙兄弟 #43 「ブライアン」

  • 日曜の朝7時からめちゃくちゃ泣かされてどういう気持ちで後続のドキドキプリキュアを見ればいいのか全く分からなかった。
  • 43回見てきて良かった。傑作も傑作、脚本はもちろん音楽と演出がもう今まで見たことないレベルで後半ずっと鳥肌立ってた。こんなもん見せられて正気でいられるわけもなく、今年一番泣いたのではないかというくらい泣かされた。ブライアンの反復とか20秒以上の無音演出とかもう禁じ手クラスの手法が死ぬほど織り込まておりアニメーションの極地を見た。
  • 序盤のほう(去年の夏あたり)でブライアンの話を小出しにしていたのは全てこの時に繋げるためだったのかという果てしない感動がある。「来てやったぞ、ヒビト」だけで飯3杯食える。
  • 宇宙兄弟は今までわりと地味な話が多くて「丁寧だなー」という印象が強かったんだけど、今回はヒビトが死と隣り合わせという状況の中で登場人物のほとんどが感情的になっていて、でもその中でムッタだけが冷静にヒビトの帰りを信じて待っている、という構図でこの時点でだいぶこみ上げてくるものがある。酸素供給時間が0になってからの展開はもう無形文化遺産でしょうマジで。1ヶ月近くヒビトが死ぬんじゃないかという緊張感の中で見ていただけあって最後のカタルシスが半端ない。
  • ブライアン役の大塚氏はもちろんだけども、今回はKENNの演技力の凄さに舌を巻いた。銀オフで虎太君やってるのは知ってたけどこんなに上手かったのか。遊城十代の頃からの成長が目覚ましい。