たまこまーけっと 第7話 「あの子がお嫁に行っちゃった」

  • モチマッヅィ家という時点でたぶんシリアスやらないだろうと予想できる。まあ今くらいのノリが丁度いい。
  • チョイちゃんがこのアニメの中で唯一鳥を服従させることのできるキャラクタであるがゆえに鳥の抑止力として機能しており、結果として鳥は新たな個性を手に入れることができた。
  • チョイちゃんの占いにおけるさゆりさんが結婚するというくだりは妙なセンチメンタルさがあった。特に頻繁に出てきたキャラでもないのにさゆりさんと富雄の関係性がはっきり現れている部分。短編集とかでここだけ切り出されたらおれは結構評価したんだろうなーと思う。全ての人の願いが叶ったり幸せになったりすることのない、そこだけはリアルに近いたまこまーけっとの世界は癒しの自家中毒に陥ることがないのでアリだと思います。
  • 今回はチョイちゃんメインなのにサブタイトルが「あの子がお嫁に行っちゃった」なのが捻くれてて、これだけ見るとさゆりと富雄のエピソードのように思えるんだけど、タイトルが過去形なのに反してさゆりはまだお嫁に行ってないわけで、となると「嫁に行った」のはさゆりとは別の誰かということになる。
    • なると思ってたんだけど、このサブタイトルが富雄目線のものなら、さゆりが「結婚を考えている」と発言してチョイちゃんが「相性バッチリ」と答えた時点で富雄の中ではさゆりが嫁に行ってしまった存在として認識されたと考えられる。さゆりが手の届かないところへ行ってしまったことを、今回のエピソードが消化されたのちに振り返ることで「嫁に行ってしまった」とタイトルを冠することができる。
    • なので今回の主役は富雄だった、という結論に落ち着いた。チョイちゃんはあくまで顔見せ、そしてさゆりを後押しするためのキーとしての役割にとどまっている。