新世界より 第二十一話 「劫火」

  • 予想を完全に外された。悪鬼の正体は瞬だと思ってたけどまさか真里亞の子供だとは。これは読めなかった。鏑木肆聖が死ぬのもわかってたけど真里亞の子供が殺すことになるのも読めなかった。ここまで良い意味で裏切られてきている。
  • いつかの「真里亞がこの世に生まれていなければあれほど多くの人が命を失うこともなかった」というナレーションは本当にストレートな意味での伏線だった。いやもう伏線とは言えないかもしれない。事実そのまんまだし。
  • 野狐丸の計画も明らかになってほとんどの伏線も完璧に回収された。バケネズミを統べていたのが女王であったことやバケネズミの戦争で「戦って勝った相手の子供を得て奴隷にできる」ってのも全部意味があった。真里亞は子供産んでから殺されたのかとか守は生きてるのかとかそこらへんの描写もほしいけどたぶん出てこないだろう。
  • 伏線の張り方と回収方法が完璧すぎて打ちのめされている。貴志祐介も凄いけど文字媒体をほとんどそのまんま映像に変換出来ているという点で石浜真史もよくやっている。