たまこまーけっと 第8話 「ニワトリだとは言わせねぇ」

  • 17年以上アニメ見てるけど喋る鳥にダイエットを強要させるという作品には初めて出会った。鳥を太らせるのではなく痩せさせるということで、たまこやチョイたちが属する人間側のコミュニティに鳥も属しているのだということを表すようなエピソードだったけど鳥がちょくちょく姿形を変えてるのでどうも鳥というか未確認生物にしか見えない。
  • 結局のところ完全なるギャグ回だった。レコードのBGMと鳥の表情を効果的に活用したメリハリのあるストーリーが絶妙な緩さを生み出している。日常系に傾倒したギャグものってネタそのものよりキャラクタの魅力で押し切るようなタイプのものが多いんだけど、このアニメは大元になるネタ(今回はダイエット)をしっかり設定した上でキャラクタの掛け合いを重視してるので安定感がある。
  • 不満点はチョイちゃんの出番が増えたのに反比例して朝霧さんの出番が減っていってることである。なんで両人とも活かせる脚本を作れなかったんだろう。朝霧さんの人見知りはもうほとんど克服されたことはお化け屋敷回で証明されたはずなんだけどな。
  • 褐色キャラがかわいい作品ってあんまりないのでそういう意味ではチョイちゃんは希少価値が高い。ストーリー的にも、たまこたちとクラスが別々になったみどりと同じクラスにすることによって一種の救済になっている。