絶園のテンペスト 第二十一幕 「ファム・ファタール(運命の女)」

  • 絶園の樹を倒さないと10年以内に文明がリセットされるというタイムリミットが設定されたのでこれ最終回で完全に話が終わるのかもしれない。
  • 左門さんが愛花の死によって全てが狂い始めたって言ってたけどあれは当たっていたらしい。愛花の死は初めから理に適わないものとして横たわっており、死の因果関係も過去ではなく未来の行為と結び付いてるのだからそりゃその後の世界の理が狂っても仕方ないだろう。
  • 愛花も葉風ちゃんも主人公クラスのキャラクタなので戦闘の視点が一方に定まらず中立的になる。どちらも正しいという事実が事態解決の困難さの証左であり、最終的に愛花は自ら死を選ぶしかなかった。
  • 愛花が自死することは前回で予想できてたので今更なんだけども、そこに至るまでの愛花の迷いの無さが絶園の魔法使いであることを印象付ける。
  • 前半の会話劇から一気に跳躍して後半の戦闘から愛花の死まで勢いを落とすことがなかった。個人的にはずっと感情を表に出すことのなかった愛花が、葉風ちゃんに吉野が泣いたということを伝えられた時に感情を露わにしたあのシーンが一番良かった。
  • 1〜5話の頃では考えられないくらいに面白くなっており秋からの2クールもののアニメの中では一番楽しみになるくらいにまで登り詰めた。願わくばアニメ内で物語を完結させてほしい。