たまこまーけっと 第10話 「あの子のバトンに花が咲く」

  • 今までオマケ程度にしか扱われていなかったバトン部についに光が当てられたのは良いんだけどバトン部メインでやることが予定されていたならもっとバトンやってる描写を前から積み重ねておいてほしかったという不満もあり。まあバトンの練習を必要以上に描いてしまってはこのアニメの主軸からズレてしまうというのはわかるんだけど、やっぱバランスの問題だよなー。
  • 足だけ映すあのシーンはやっぱり劇場版けいおんを意識しているんだけど、けいおんでは足だけ映せば誰が喋っているのかわかるのに対して、このアニメではそのまま映しても誰が誰だかわからなくなってしまうのでソックスの色を変えるという仕掛けが施してある。
  • うさぎ山商店街なのにみどりが持っているのはクマのぬいぐるみというのが何かの意味を持つのかなーと思って見てたけど全然フォローされないので深読みらしい。
  • このアニメって真面目に泣くことを許されないというか、シリアスさは全部コメディ的に昇華されるのだとみどりの泣くシーンで確信した。あそこでいくらでも感動させるような演出で飾り立てることも可能だったわけで、それでもその選択をしなかったのは「このアニメでは視聴者を泣かせないようにする」あるいは「必要以上に物語を飾り立てない」という制作スタンスが奥の方にあるからだろう。
  • たまこの首筋の黒子は脈々と受け継がれてきた京アニスタッフの中に紛れ込んでいる黒子フェチの確信犯的デザインだと思ってたんだけど、あれが物語を終わりに向かわせるキーになるとは予想出来なかった。まさか今までの京アニ作品におけるキャラクタの黒子はこのアニメのための壮大な伏線だったのか。
  • 余談ですが朝霧さんがトイレのことをおトイレって言うの、セリフ的には女性的発想じゃなくて男性的発想のような気がする。