まおゆう魔王勇者 第十章「あの人が置いた布石が、いよいよ意味を持ってくるのか」

  • 文字を読めない人間に対して唄なんかで啓蒙していくってのはまさしく中世ヨーロッパが辿ってきた道のりそのものだし、意図的な穀物類の価格高騰は某恐慌をなぞるようだ。
  • やっぱりこれNHKとかでやってる「はじめての政治経済」みたいな教育番組的要素が強くて、だから予想した展開が裏切られるみたいなどんでん返しとかがなくて、ほとんどが予定調和のように消化されていく。
  • 魔王は勇者が産まれた頃からその存在を認知していて、つまり勇者が魔王と手を組むことを承諾しなければ殺されるのを覚悟していたということになるんだけど、それならなぜ魔王の力を得る必要があったのかという疑問に突き当たり、最終的には「勇者に会うために魔王になった」という結論に到達することになる。