たまこまーけっと 第11話 「まさかあの娘がプリンセス」

  • 物凄く駆け足で王子の婚約者問題を片付けようとしているので、これ王子とか出さずにチョイが大道芸人で鳥を飼ってたけど鳥が脱走してきた、みたいな設定にした方がやりやすかったんじゃないの、とは思う。その方が日常系アニメという体裁を崩さずに済むし。
  • チョイが首にチョーカーしてる時点でもう何となく予想がついてしまう。「首すじの黒子」というワードで我々は他のキャラクタの首すじに注目せざるを得ないし、そうなると首が何かで隠れているキャラクタが怪しいということになる。
  • 婚約者候補と言われてからたまこがどう思っているのか、内面に関する描写がほとんど無いけど「何かの間違いだ」と常に断言しているので「妃になる」という願望は0ではないものの単純に事実を否定してるのかと思ったら、糸電話によるもち蔵との会話の後で唯一自分の感情を曝け出すシーンがあって「妃になる願望もない」ということがわかる。やはりたまこにとっての現在の居場所は商店街であり、妃になるという幸福よりも商店街にいるという幸福の方がずっと大きいのだ。
  • たまこが婚約者候補として挙げられてからの肯定派と否定派の別れ方に安直さはあったものの、やっぱりみどりともち蔵の反応がこちらの求めるものをそのまんま反映していて「そうだろうそうだろう」と一人画面の前で頷くのであった。報われなさに定評のあるもち蔵と友情と恋愛の境界線を漂っているみどり。ただしもち蔵は最終的にたまこの幸せを願ったが、みどりは最後までたまこ=妃説を否定し続けた。ここらへん性別の問題として処理したら厄介そうなので「みどりちゃんはそういうキャラだった」ということにしておく。
  • もち蔵の母ちゃんが若すぎる問題については触れない方がいいんですかね。あれ、もしかして姉ちゃんなのかな。