ちはやふる2 第十一首 「さしもしらじな もゆるおもひを」

  • 最近はエグいくらいに人間描写を分子レベルで徹底する作品が多い中、ちはやふるはあくまで物語の中のキャラクタということを念頭に置いて描いているからか、尖った人間描写があまり無くて、キャラクタの陽の側面を強く意識させる作り方になっている。
  • 今回の試合は極めて特殊。なぜかというと瑞沢高校は5人ではなく6人で試合に臨んでいるからである。試合にスタメンとして参加していない机君が6人目の選手として5人以上の活躍を見せていて、今まで試合に出てこなかった机君の活躍を、試合に出てこないからこそ確認できるという逆転の発想。
  • 今回はオリジナルを加えて翔耀高校戦で1話丸々使うのかなーと思ってたんだけど、以外にも原作通りにあっさりと翔耀高校戦を終わらせていて、内容は前半の肉まん君と机君の熱いやり取りと後半の明石第一女子高校戦に向けての瑞沢高校の描写にはっきりと分かれることになった。まあ翔耀高校戦は試合内容全てが重要なのではなくて、試合が始まってから机君の圧倒的情報収集&分析力に他の面子が気付くことが重要なので、試合開始から終了まで時間をとってやる必要はないということだろう。
  • 余談ですが明石第一女子高校の面子が原作より遥かに可愛く描写されていることと、EDでキャストの名前が流れるところで千早のあとに肉まん君と机君がきてたことに感動して日本テレビとマッドハウスの本社のある方向に向かって三礼しました。