ちはやふる2 第十四首 「ものやおもふと ひとのとふまで」

  • コンテ・演出が上手すぎる。特にコンテは川尻節全開という具合で鳥肌だった。ちはやの試合もそうだけど机君の運命線は凄すぎる。アニメという枠を飛び越えた圧倒的ダイナミズム、イマジナリーラインを軽々と超えていく映像は文字通り我々の想像を超えていった。その素晴らしさにただ打ちのめされるばかりである。
  • 明石女子との試合で特筆すべきはかなちゃんと机君という、部員の中でもかるた歴の浅い2人が勝ち星をあげたことだろう。今までは他の3人に支えられてきた2人が部の勝利にしっかりと貢献している。強豪相手に自らの実力で勝つという明確な成長を実感させるストーリーの真摯さに胸を撃ち抜かれた。
  • 机君が運命線で敵陣の札を抜くシーンがとにかく素晴らしい。原作読んでた時もすげーすげー言ってた記憶があるんだけど、アニメになると圧倒的なコンテと演出で魅力が10倍くらい増している。ちはやのような無音の中のスピード感を出すのではなく、ギリギリの状況で競り勝ったという有音の中のスピード感を出せていたのが大きい。
  • 2年生の健闘を見て1年生2人が強く影響を受けるシーンも真正面から描いていたし、試合が終わってからの机君の描写やかなちゃんの本音など次回への引きもしっかり作ってあった。相変わらずちはやふるは1話単位で面白いので飽きるという概念が存在しない。