断裁分離のクライムエッジ Cut 03 「-雷雲をわたれ-」

  • 「内容は無くてもエロけりゃいいんだ!」という紳士淑女の皆様お待たせしました、エロい話です。ここでいうエロさとは直接的なものと間接的なものが混ざり合っている特殊なもので、直接的なものに関しては言うまでもなく、間接的なものに関しては昔のまだ専門用語が確立していなかった頃の「萌え」という概念を自ら見出すという行為の産物に近い。やっぱりそういうところは元々青年誌で描いてただけあって上手かったりする。「男の子って夜は何するの?」とヒロインに言わせた時点でもはや完全に勝ちゲーである。
  • 今回は祝ちゃんの髪が伸びる瞬間を初めて目撃したという点で重要になってくる話なんだけどそれ以上に切が今まで普通の人間として生きてきたのに突然戦闘慣れした戦士のごとく敵に立ち向かっていくのが「…?」だったんだが、そこは設定の「先祖が大量殺人鬼で切はキリンググッズ所持者」という部分でカバーしている。これってバトルにおける違和感を消すための設定だったんだなーとようやく納得した。
  • 戦闘が気持ち悪いくらい冷静に処理されているのが一番気になる部分で、妙に説明的というか、中二臭さを纏っているがゆえの無駄なスタイリッシュさが押し出されていることに目を瞑れば普通のラブコメに近い。感触は最近の作品だと『C3』とかに似てる。
  • 相変わらず演出は頭を抱えてしまうほどのダサさなのだけど(モノクロ演出とか誰が得するんだ)、前回よりはまだ慣れてきた。というかこのアニメは戦闘云々とかどうでもよくて、ひたすら祝ちゃんのヒロイン力の高さを享受していればいいのだと気付いたのでこれからは一貫して祝ちゃん可愛いと言い続けます。