とある科学の超電磁砲S #4 「妹達」

  • 前回で重めの描写をやった反動で上手く日常描写ができている。レールガンと言えば日常描写と戦闘描写が地続きでありながらしっかりとした落差を生み出しているところが面白味を生み出している要因のひとつだったわけで、1期はそれが絶妙なバランスで成り立っていたものの、2期は美琴の生い立ちに関わるエピソードが核になるので必然的にシリアスな方向に話が傾く可能性が高い。いかにオリジナル要素を加えられるかが作品の良し悪しを決めるだろう。
  • 美琴がいない、御坂妹が生み出される描写を間に挟むことで単純な日常回になることを回避。ネットワーク構築の伏線とかややあからさま過ぎるきらいはあるが概ね進度は良好。
  • 禁書では描かれなかった「御坂妹が生まれてから御坂本人に出会うまで」の過程を断片的ながらもしっかり描くことで物語性を確保した。ラストの御坂妹の惨殺体も相まって雲行きが怪しくなる。
  • 3話過ぎても絵の勢いが落ちることなく、むしろ徐々に勢い付いているのでやっぱり力ある程度抑えてるんだろうな。進撃の巨人とかもこのくらいの余裕がほしかった。