進撃の巨人 #05 「初陣 -トロスト区攻防戦①-」

  • 作画も凄いが演出の方がもっと凄い。江崎演出はギルクラ12話のおかげで「話の内容がどんなにクソでも一級品の作品に見せられるほどの力がある」とわかっていたので期待はしてたんだが期待以上だった。このアニメのように話の内容が面白いと演出は相乗効果で凄いことになる。
  • 動かすところを全力で動かし止めるところは全力で止めるという作風なので減り張りはあるが一本調子になるかもしれないという不安があった。それを打開する策としての演出の素晴らしさである。
  • 今まで身近な者の死はエレンの母しか描写されなかったが、今回でエレンの仲間が次々と巨人に殺されていく様子が描写されることで(原作よりだいぶ控え目にされてるけど)物語の雰囲気が前回までとは完全に変わった。天才脚本家のひとり(個人的評価)である小林靖子ではなく(おそらく)新人の瀬古浩司が脚本担当してもこれだけ話が纏まるあたりは原作の地力の強さだろう。まあ瀬古浩司といえばパンストで物凄くぶっ飛んだ脚本書いてた記憶があるので新人とは言えないかもしれない。
  • 取り敢えず現在のところ全くもって文句無し。原作は今非常に残念な方向へと話が進んでいるのでその手前あたりまででアニメは止めておいてほしい。