ちはやふる2 第十八首 「わすれじの」

  • 演出がアホみたいに凄い(褒めてる)。ちはやふるって1期から今までずっと感情を色付けするような繊細な演出を貫いていたのにここにきて情熱的というか直情的というか、感覚器官から脳を通さずにまるで反射のようなキャラクタとその内面を彩る熱を帯びた演出で流石キングゲイナーの久保山英一だ…と感服したのだった。
  • 理音は原作絵よりアニメ絵の方が綺麗に見えるんだけど、話の内容が熱血で汗臭いのでそういう上物の要素は画面を見てるぶんには一切気にならない。1期の時より絵作りは荒っぽいのに内面描写の比重は増している。
  • 水沢と藤崎の対戦という大元があって、その上に団体戦とクイーンという構図があるので団体戦を固定された視点で描写できないという弱点があるんだが、多視点を利用することで逆に試合に出ていないクイーンの掘り下げを行うという見せ方を採っていて、これは今までの試合に無い構図だった。