変態王子と笑わない猫。 第6話 「ようこそマイフレンド」

  • ストーリーは相変わらず斜め横にぶっ飛んでいるんだけどそれが全部「猫のせい」で処理出来るのがこの作品の素晴らしいところだろう。御都合主義という意見をすべて封殺できる圧倒的な設定だ。
  • その設定が生きていた原作1巻相当の内容に比べて、今回の猫像の話は設定に振り回されるというより設定を利用している節があるので若干小慣れてきた感じがして、それがどうにも苦手だったんだけど今回のラストからの展開は人間の手に余る超能力という事実を示していてよい。
  • 円盤を駄目にする方法が今時の「叩き割る」「へし折る」ではなく「ハサミで傷をつける」なのが月子の性格を反映している部分で上手いなーと。へし折るという力技の行動に出るのは月子ではなく姉の鋼鉄の王にこそ相応しい。このアニメはキャラの性格は分かり易いくらいしっかりと区別され色付けしている(そもそも主人公とヒロインの性格がタイトルに示されているので「性格」という要素にはかなり意識的っぽい)。
  • あと鋼鉄の王が田村ゆかりなのは実は今回の為じゃないのかと邪推してしまうのは仕方あるまい。