変態王子と笑わない猫。 第7話 「いつかはマイファミリー」

  • ここまで広げてしまった問題をどうやって解決するんだろうという純粋な疑問を抱く人とかやっぱりそれなりにいるんだろうけど、この作品が基本的に御都合主義を逆手に取って設定(猫像が願いを叶えてくれるというチート能力)として無理矢理組み込んだものだとわかっていれば解決方法も自ずとわかると思う。
  • 12年前の伏線とかしっかり張ってるしストーリーにも粗が無いし「押入れの奥に階段があってそこから屋根裏の隠し部屋に行ける」というロマンを擽られる設定が絵として現れているのも素晴らしい。あと願いをキャンセルした時に水が空に還っていく演出も良かったな。
  • 猫神に祈ったのは鋼鉄の王ではなく月子だったというミスリードも前回の引きによって効果的に為されていたし、全体的にとても良く出来ていた。在り来たりなネタを捻ってラブコメというよりファンタジーに舵を切ったのはやはり正解だった。
  • 鋼鉄の王が圧倒的なヒロイン力を見せ付けていたというだけでだいぶ充足感を得られた。今回の引きも上手かったしここから駆け上がってくれれば良い線いけそう。