惡の華 第十回

  • 自転車を漕いでるシーンにおいて背景の動く感覚が一定では無いのを見て「ロトスコープ!ロトスコープ!」と騒ぎ出すくらいには変人なのだけど、要はこういう当たり前の感覚を当たり前でないものとして今まで創作の中で受け入れてたんだなーと気付く切っ掛けになったということです。自転車を漕ぐのは人間なのだから景色が過ぎ行くスピードは一定ではないし雨が降ると頭から爪先まで濡れる。
  • 現実と創作の中の暗黙の了解が混ざり合った部分として雨宿りのシークエンスは顕著な例。音響とかはアニメの文法なのに映像は実写を基盤にしてるから遠心分離したような感覚がある。
  • ただロトスコープの弱点として「雨そのものはリアルに表現出来ても雨に濡れているという描写があまり出来ない」というのがあって、原作ではずぶ濡れだった3人が映像だと全然濡れてるように見えなくて雨の中で浮いてるように感じてしまう。春日が己の中二病っぽい自意識の肥大化と向き合ったシーンにも雨が必要だったんだけど雨音だけでは物足りなかった。
  • まあ物語のひとつの区切りとしては悪くなかった。最大の山場である夏祭りが恐らく最終回になるだろうからそこまで頑張ってくれ。
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