翠星のガルガンティア 10 「野望の島」

  • 真実を知ったレドがこれからどうするのか、宇宙戦争の処理、そしてガルガンティア本島の行く末と残り3話(?)でやるべきことが結構残ってるけどペース配分どうなってるんだろう。やっぱり最後は無理矢理でも纏めにかかるのかな。
  • ピニオンの行動が一般的な資源戦争の種火をなぞっていてやっぱこれ教訓臭いんだよなーと思いつつ予想通り擬似的な宇宙戦争っぽくなってきてた。しかしレドが個人としては錯乱して離脱するでもなく放心状態のままピニオンの船に居続けるというのは、レドがガルガンティア本島において他人と接したことにより少なからず変わっていたことの証明になっている。ただレドは「あの生き物を殺せない」と言ってるけどこれはお前3話くらいで海賊皆殺しにしてたじゃねーかという突っ込み待ちなのか。
  • チェインバーが機械なのはこのアニメの中で一番上手い設定だと思う。これが生き物だったらヒディアーズと被ってしまう。DNAをいじって人類の尊厳を失ったヒディアーズと人類の尊厳を保ち続けようとする人間との闘いをチェインバーがレドに半ば強制してる構図は恐らく虚淵玄が一番やりたかったところなのではないかと推察できる。
  • ここでクーゲル中佐を出すことで事態収集出来るとしたらレドが元の世界に帰るという方法に限られる気がするんだけど、そうなるとレドが帰った後にピニオンの船団の中で仲間割れとか普通にありそうでそれは事態収集と言えるのかどうかという問題。