とある科学の超電磁砲S #10 「原子崩し」

  • ほとんど満点に近い戦闘シーンを見せてくれた前回と比べると若干下がるけどそれでも文句無い出来だった。予めハードル下げてたのもあるだろうけど遠距離攻撃と近距離攻撃の演出の使い分けとか上手かった。
  • 実際のところ1回目の視聴時には戦闘なんてどうでもよくてひたすら麦のんの作画が約25分間正常に保たれたままかどうかという部分のみ集中して見てた。結果としてJCはよく頑張ったという労いの言葉を掛けるに至る。禁書で散々作画崩れてたくせになぜ超電磁砲になると作画が高水準で安定するのか。
  • だいぶエフェクトに助けられてた感じはするけどそれでも戦闘良かったし(Bパート入ってからはフィールドの高低差が効いてたのでもう少し戦闘長めにしてほしかった)、コンテ・演出もほぼ完璧。二瓶・池端コンビといえばあの影の名作と名高い大正野球娘の最終回なんかでお馴染みだけど今回も魅せてくれた。
  • とにかく本性剥き出しにした麦のんとアホ丸出しのフレンダとの対比が映えてたし、劇中でほぼ一度も作画が崩れなかったのは本当にJCかと目を疑うくらいである。小清水の演技も麦のんとシンクロしてたし美琴が気絶してたはずの麦のんから蹴り喰らうところは総毛立つくらいだった。
  • 総じてこのアイテムの話は麦野沈理というキャラクタの魅力を120%摂取するためのものだという纏めでも特に問題ない。問題ないくらいには満足した。長年(3年くらい)の夢が叶ったのでもうあと全部作画崩れてもクソみたいなオリジナル展開でも別に構わない。前回と今回の話が存在するというだけで充分な結果を残せている。