革命機ヴァルヴレイヴ 第11話 「軍事法廷第54号」

  • 内閣とか組み始めてうわーこれは痛いなーと額に手を当て呻いていたんだけど、今更そんなこと言ってもどうにもならないので止めた。最初の頃の純粋な狂気は消え去り残ったのは飯事のような国内統治とキャラクタの脈略のない絡み、前回ラストの超展開は意外性あって良かったけどあれも一発ネタみたいなもんだし、さてどうしたものかと思案していたらラストにまさかの求婚宣言というオチがあってもうわけがわからなかった。
  • 基本的に戦闘に関しては作画安定してるし演出も減り張りあって見所が多い。戦闘はやはりトップクラスなんだけどその戦闘に至るまでの道程があまりに考え無しというか無謀すぎる。このジェットコースター感は正直3度くらいで飽食気味になるので作り込むところはしっかり丁寧に作ってほしかった。
  • ネタ自体は結構古典的な部分に回帰していて、やりたかったのはこういうことなのかと納得できた。一人の主人公に焦点を絞らずに何人かを主役級に見せてそれぞれの進む道が交差するポイントを要所で拾ってくるという構成。
  • で、肝心なラストの求婚宣言だけど、別にハルトはサキを好いているとかそういうわけではなく、前回自分がやってしまったことの責任、そして化け物になってしまったことからショーコと距離をとっていた自分を同じ化け物の視点から理解してくれる存在を欲していた、という理由が合わさってあそこに行き着いたのだと思う。これでサキが数百年後まで生きている理由もわかった。