きんいろモザイク Episode 2 「ちっちゃくたって」

  • 正直なところ「イギリスにホームステイするという出会いから別れ、そして再会」という膨大な情報量を約25分で表現しきった前回が神がかって面白かっただけで一発屋なんじゃないかという不安がかなりあって、2話目を見るのが楽しみというより怖いという感情の方が先立っていたのだけど全くの杞憂だった。多幸感は初回より増しているし内容も充実している。
  • 没個性に陥りがちなキャラデザと雰囲気の中で忍とアリスを中心に上手く4人に焦点を絞ってるし、日常作品では珍しく割りと細かくカット割りしてるので視覚的にも飽きさせない。視覚といえばキャラクタの表情の豊かさは見てるだけで面白いしエフェクトも効果的に処理されている。あとBパート冒頭で画面が赤くなっていく演出とかこの手のアニメでは珍しい。
  • 内容はアリスの外国人ネタ、つまり異文化交流やカルチャーショックがメインだけどこれネタとしては一発芸的なものがほとんどなので最後まで続くのかなーと思ったら、日本人である忍をボケ、外国人であるアリスを突っ込みにすることで話の幅が広がっていく。日本の学校において異質な存在である外国人生徒を常識人として配置することでギャグが成立しやすくなる(外人がボケやってると普通すぎる)。
  • 2話目にしてタイトルの「きんいろモザイク」に由来するネタを入れてきたけど「きんいろモザイク」の元ネタが物凄く適当だったことを知ってしまったのでこれは知らない方が幸せだったというやつだ。「きんいろ」ってアリスの髪の毛のことじゃなかったのかよという悲しみがある。
  • 色々馬鹿なことをやりつつも最終的に綺麗に纏めるというのはオーソドックスだけど起承転結あって良い。変に凝った構成よりはこっちの方がストレスフリーなので助かる。