げんしけん 二代目 3話 「腐り姫の夢」

  • 一瞬笹原妹が本当に誰だかわからなかった。OVAと2期には出てなかったからアニメで見るのは約9年ぶりくらいになるのかな。外見も変わってるけど声優も変わってるせいで自分で名乗りを上げなかったら永久にわからなかったと思う。ただでさえ斑目の声に慣れてないのに追い打ちをかけてくるのやめてくれ。
  • このげんしけんという作品はもう完全に斑目が主役の物語だと思ってるのだけどその斑目が今のところ救済されてないあたり(最新巻で恋愛関係には一区切りついたけどそれも見方によっては良い事にも悪い事にも見える)、主役は完全に二代目、つまり荻上を部長とする新しいげんしけんのメンバーに変わってしまったと考えられる。
  • その不遇さや社会の理不尽さを引き受けている斑目げんしけんの中で一番多くの視聴者に近い存在であるが故に、視聴を重ねるたびに我々はつらさをもひたすら重ねていくことになる。げんしけんとはつまり登場人物に近いオタク的読者・視聴者にとって非常につらい物語であり、それ以外の人にとっては「あーこういうのある(ありそう)だねー」と軽く笑って流せる物語になる。要は鏡か創作かという話で、このカルマを成人になるまでに消化できなかったことは偏に自分の責任なのでどうしようもない。
  • 斑目と波戸ちゃん(くん)の距離感がいまいち把握出来ないまま流されていくのは斑目の方ではなく波戸の方に問題があるので、このやり場の無い虚しさは朽木が今回一度たりとも登場しなかったという事で手打ちにしよう。げんしけんは最終的に斑目が救われなければ納得できないんだよなやっぱり。