たまゆら〜もあぐれっしぶ〜 第4話 「特別な場所、特別な想い、なので」

  • たまゆらにおける過去回想はダイレクトにツボを押してくるので精神不安定な時に見ると本当にやばいと1期で学習したはずなのにまたもや精神不安定な時に見てしまった。
  • ぽってとかなえとの距離感がまだ微妙に掴めていないというか、親友というよりまだ同じ写真部の仲間という枠内に収まっている雰囲気なので、文化祭の展示をきっかけにして人間関係に変化が生じるだろうと考えていたら大体その通りになった。あとはぽって以外の3人がかなえのことを「さん」付けで呼ばなくなる日がやってくるのを待つだけだ。
  • 2期になって「もっと積極的に」とタイトルに冠しているだけあって、決断を迫られた時にぽっては自らの意思を突き通すことができるようになった。写真の展示は切っ掛け自体他人から与えられたものだが、その内容を考えて発表まで漕ぎ着けたのはぽってとかなえの二人によるもので、その積み重ねをアクシデントが起きても途中で放棄せず最後までやり切ったことで(大勢の人の前で歌うという行為は1期時点でのぽってでは確実に出来なかったはず)写真部部長として、また一人の人間として成長することができた。
  • ここまで明確にキャラクタの成長を描いているのに時の流れをあまり感じさせないというのがこのアニメの不思議なところで、まさしくタイトルの「たまゆら(ほんのしばらくの間)」を端的に表している。過去からの時間の流れは確かに存在するのに、今現在の時間の流れはほとんど感じられない。悠久の時間が設定された世界を見ているような感覚。