ガッチャマン クラウズ #3 「Futurism」

  • これガッチャマンだということを気にしなければめちゃくちゃ面白いのでは、ということに気付き始めた。ネット社会の恩恵と問題点を両方提示した上に監督の中村祐介がつり球で抑えていた衝動をカラフルに吐き出しており実に最近のアニメという感じ。
  • 社会問題をただ浮き出させるのでは無く、ネット社会における電脳的な不定形の敵を出すことで物語に奥行きを生み、同時にそれが「明確に倒せる敵」でもあるので社会を変える際に文字通り物理的に敵を倒すことができる。「文明が進歩して便利になった世界だから折り合いつけて生きていくしかないんだ」という半端な結末をハナから潰してる。
  • ヒロイン(もしくは主人公)の子のテンションが高過ぎて1話はつらかったんだけど徐々にこのテンションが物語の熱量と釣り合ってきて丁度いいところまで来ている。何事もすぐに判断するのは良くないという教訓まで得られた。
  • 敵の他にもどんなポジションなのか未だわからないキャラが多くて先の展開が読めない。久し振りに3話で化けたアニメに出会った気がする。