恋愛ラボ #05 「こちら藤女恋愛放送局」

  • アバンの時点で明らかに今までと違う人間を演出に投入したことがわかるんだけどそれがブラッシングプレイ回(GJ部)やってた藤原佳幸とはわからなかった。わりと最近の人なんだけど腕利きなので信頼は高い。あと久司パンチらしきものも出てきたり、スズが職員室であたふたして紙束ばら撒くあたりの作画とか超良かった。今回全体的にキャラのモーションとかレベル高くて、原画に相当な手練がいるなと踏んでたら松尾祐輔がいた。
  • 生徒会が無断で放送室使った尻拭いをリコ一人でしてて、そのことに最初に気付いたのがサヨだったという以前と同じ構造なんだけど、そこから脱却しろよという突っ込みを無力化するためにリコの公開裁判をしたというのは躱し方として懸命だった。
  • 太田コンテなのでとにかく場面展開が早かった。カットバックも多くて今までで一番ギャグっぽかったけどまあほとんどギャグみたいな話なのでスピード勝負でもいいと思う。ほぼ休憩なく走り抜けたあとでミドルテンポのED曲が耳に飛び込んでくるのは清々しい。
  • 男が出てくればかなり面白くなるというのは今回擬似的な男キャラである男装のマキが投入されたことからわかると思う。女性しかいない空間における(生徒会役員たちの)会話はリコが勢いで突っ込むパターンが完成されてしまってるので3話くらいからマンネリになるよなーと危惧していたのだけど、脚本が上手く調整してたし会長の抗争や恋愛相談ネタで食い繋いで何とか持ちこたえていた。