ガッチャマン クラウズ #4 「Kitsch」

  • 3話で化けたのは奇跡でも偶然ではないことが証明された。うつつとはじめのダイアローグでようやくはじめが破天荒なキャラクタであることを全肯定できるようになったし謎の宇宙人が塁に力を与えたことによりガッチャマンたちとは違うノートが生まれたということもわかった。基本的な設定の半分は明らかにされたことになる。
  • 塁が世界を良い方向へ進むよう革命するためにGALAXを発明して暗躍しているのと宇宙人が自らの手を汚さず人間同士を争わせているのは対極にあるようで近似している、というのが塁は宇宙人の力から逃れられない証明になってるのが皮肉。GALAXも総裁も独学で生み出したものだがそこにノートの力であるクラウズが組み込まれなければ完璧とは言い難い。
  • しかしそうしたGALAXを中心とする世界もアップデートという概念が曖昧なせいでひどく脆そうに見えるし、そういったバーチャルでの付き合いから発展させてより絆を強くしようとしている節がはじめにはあって、だからこそオフ会とか積極的に開催する、という感じなのかな。
  • ジョーがもう相打ち覚悟で挑むみたいなので死亡フラグ立ちまくってるけど、このガッチャマンは主要キャラを殺せる勇気があるのかという問題が。まあうつつが死ななければそれでいいみたいなところはある。
  • 直角に近い右肩上がりを見せた3話から順調に上昇ペースを維持しておりこのまま上がり続ければ傑作になるのではという気さえする。終盤のはじめの動かし方が重要。