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有頂天家族 第八話 「父の発つ日」

  • 偽叡山電車の作画と矢二郎の過去回想における音楽が最高で何一つ文句無い。このアニメは元々美術に関しては今年最高峰のレベルで、初回からアニメーションの限界に挑むような力の入れ具合だったが今回で原作の物語がそのアニメーションに追い付いて高次元で融合した。
  • 原作、つまり活字で物語を読んだ時の倍近くの感動と亢奮で脳が満たされたのでこれだけでもアニメ化した意味はあった。親父が矢二郎と会話している時と赤玉先生と会話している時とで美術の密度を変えていたり、細かい部分への気の配り方が本当に凄いので何度も繰り返し見てしまう。
  • 涙の隠喩である矢二郎(蛙バージョン)の背中から滴り落ちる水滴の表現は今期のFree並みに素晴らしいし、偽叡山電車の全体像を敢えて今回は見せないという工夫も原作の内容を意識していて良い。声優の演技も完璧だったし舞台となる京都の雰囲気も出ていて、原作が存在するアニメとしては本当に最高の仕上がり。
  • これ映画館で見たいなーとか思ったんだけど、現段階で原作の内容をちょうど上手く纏められているという状態なので、現実的に考えれば約6時間ぶっ通しで鑑賞することになってしまう。今の状態で削れる部分が全くないので、そうなるとテレビアニメという放送形態がやはり最も妥当ということになる。