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きんいろモザイク Episode 9 「ねないこだれだ」

  • 綾を中心にして各キャラの個性や魅力を限界まで見せつけていてその出来栄えは初回に匹敵する。1話がアリスと忍の出会い・別れ・再会という物語を描いていたのに対して、今回は主要キャラ全員が視聴者に浸透した状態で綾という「未だに物語を自力で進められない」キャラをメインにすることで1話以降行われなかったストーリー縦軸の進行を果たした。1話と違うのは5人もの主要キャラを同時に動かして綾という人物を描写しているところ。
  • お泊まり会というイベントが今まで無かったということ自体こうした作品の中ではレアケースっぽいんだけど、3話で初めてカレンが転校してきたから夏祭りや文化祭なんかで全員に浸透して仲も深まったところでお泊まり会決行ってのは、以前カレンが表面的には明るく振舞っていたけど実際は日本人との間に微妙な壁を感じていた、という話を踏まえているので正しい判断といえる。
  • カレンが綾を後押しするシーンのレイアウトとかお泊まり会におけるアリスの動きとか作画めっちゃ良かったという印象も強いんだけど、一番良かったのはCパート(長い)のかくれんぼでアリスと先生が隠れてるシーンだった。
  • 最初は一応主人公格だったはずの忍が中盤から飛び道具的なサブキャラへと変貌を遂げるのがきんいろモザイクという作品の不思議な部分なんだけど、まあタイトルからして金髪少女を扱うのが正義だろうし、綾と陽子は2人だけでも別の物語が作れるくらいに掘り下げの余地が多いので、そうなるとカレンと忍とでポジションがやや重なってしまい、カレンが目立つにつれて忍の役割が少なくなっていくのはわかる。
  • 1話の時はほぼオリジナルストーリーだったのに対してこっちはほとんど完全な原作準拠で、原作における綾と陽子のすれ違いはかなりコミカルに描かれているけどアニメでは(綾のほうが)真面目な問題として捉えていて内容に真実味があった。綾は人間関係に過敏なところがある、という性格を把握した上での良い演出だった。