銀の匙 第九話 「八軒、豚丼に迷う」

  • 単純な車の動きですらCG処理される時代になったことは良いことなのか悪いことなのか。作画負担は減るのは確かだけど何か寂寥感というか時代に付いていけない自分が顔を出すことが一番evilという話ですね。
  • 原作より吉野が目立って見えるのはどうやらおれだけじゃないらしいので、やっぱ構図とか意図的に計算してるんだろう。出番の多い御影や意味不明にトランスフォームした多摩子より吉野の存在感の方が大きい。
  • 必要以上に物事を深く考えたり根が真面目な人間というのは一歩間違うと神経過敏になって身動きが取れなくなる。その点物事を深く考えない人間というのはストレス少なく幸せに生きていけるのかもしれない。
  • 自分の食べる肉が今まで生きていたんだということに思いを馳せる人間はそうそういないだろうし、いたとしても割り切って食べるだろうから、いずれ八軒も命を頂くことで自らを生かすという食物連鎖の壁を乗り越えていくことになる。今回でその壁を超える過程に一区切りついた。