特例措置団体ステラ女学院高等科C3部 Game 11 「継戦能力既ニ無シ。」

  • 変える場所をなくしたゆらがその後どうやって生きているのかという部分には全く興味がなくて、傲慢と貪欲と幻想によって全てを失ったゆらがC3部や部員たちに対してどのようにけじめをつけるのかという部分のほうが気になってはいた。脚本の力量が問われるところだし、これを間違えれば黒歴史としての烙印を確実なものとしてしまうからだ。
  • 凛とそのらの会話が真っ正面から描かれたことで多少の軌道修正はできている。凛という人間の表面については前回で明示され、今回はその裏を明かすことでようやく初期のイメージを完全に上書きできた。
  • ゆらが街中を彷徨うシーンはエヴァなんかを筆頭とする所謂セカイ系の作品をベースにしてて「そういうことやるアニメじゃないだろ」と視聴者の半数が突っ込んだことかと思いますが、その後の長次郎再登場でもう色んなことがどうでもよくなりました。つまり4話の長次郎の話は「ゆらが現実と妄想の区別がつかなくなった」ということを示す話ではなく、本当に単純に長次郎とかいうおっさんが出てきてゆらを励ますという意味不明な話だったことになる。
  • やっぱりこれ最後までゆらの成長のためにC3部の部員たちが捨て駒になったという感じしかしない。C3部のCには「コンビネーション」のCも含まれているしエンディング曲でも「コンビネーション!!!」つってるのに結局コンビネーション発揮した回ないの詐欺にもほどがある。