神のみぞ知るセカイ 女神篇 FLAG 11.0 「SHOW ME」

  • 所謂ドラえもん的なテンプレートからいきなり変態紳士と同レベルのところまで振り切れてて、藤子不二雄へのリスペクトがあるのかどうかは定かでは無いものの仏教的因果応報はきっちり果たして、その上で白馬連れてきたり歩美の両親の前で謎のプロポーズしたりとふざけてるのか真面目にやってるのかわからんような展開が広がっている。まあ神のみって主人公もヒロインも半分ギャグみたいなところがあるのでこうなってしまうのは仕方ない。
  • 女神編における歩美とちひろの話というのはギャルゲプレイヤーやハーレム心棒者に対する問いかけというか篩のようなもので、攻略することと好きになることは同質なのか、あるいは選択を放棄して全員を受け入れるその覚悟はあるのかという揺さぶり。
  • 今まで桂木桂馬という男は感情が無く、まるでゲームのように現実の女性たちを淡々と落としていく一種冷酷な側面が描かれていたけれど、その理由に近いものが今回本人の口から明かされる。あくまでこの物語の中で見せる桂馬の姿というのは理想的な自分であり、人間本来の弱さや感情的な部分はヒロインたちにも読者(視聴者)にも見せないように務めているという事実。