ガッチャマン クラウズ #11 「Gamification」

  • ここにきてなぜAパート全部使って総集編やるんだろうとは思ったけど、ここではじめ以外の各キャラの視点を借りて物語を映し出すことで奥行きが生まれ、最終決戦に向けて改めてエンジンを掛け直すという意味も出てきた。はじめ以外のガッチャマンは何を思っているのかわからないようなキャラが多いのもこの時のためだったのかもしれない。本当はこれを最終回の二つ手前くらいでやってくれれば最高だったんだけど尺的な問題からは逃れられなかったか。
  • 総裁Xに人間の心があるかのように感じられるのも今までの積み重ねとその反動があったからだろう。Xを取り戻しGALAXが使用可能になったことで反撃可能性が生まれ、ガッチャマンだけでなく自衛隊や消防隊もGALAXによって行動が円滑かつ活発になった。
  • 現実においてSNSといえば社会的にはTwitterなんかによる負のイメージが強い印象なんだけど、このアニメはその全く逆を行っていて、最先端テクノロジーに人間の性善説を合わせて「GALAXを使って助け合おう」というところに話をもっていってるので「近未来」という設定があんま生きてない感はある。今更ながらこれ5年後くらいの話にした方が説得力あるとか思ったり。