IS<インフィニット・ストラトス>2 第1話 「一夏の想いで」

アバンからもう完全に1期を意識していてああそういえばISって一応バトルものでもあったんだよなとここにきてようやく思い出した。IS1期が放送されてから約2年半、頭の中のIS像は徐々に姿形を変えて、気付けば学園ハーレムラブコメアニメという印象しか残っていなかった。じゃあ2期はバトルメインでいくんだろうと思ったらOP直後に速攻でその考えを覆されてしまい涙で枕を濡らすことになってしまったのは言うまでもないだろう。やっぱり学園ハーレムラブコメアニメという記憶は間違ってはいなかった。

1期とほぼ完全に同じ路線なので特にコメントのしようがないんだが、ラウラとシャルの距離がほぼゼロに縮まっていたのは新鮮だった。版権絵では散々このコンビを見せつけられていたけど実際に動くと収まるところに収まってるのだと腑に落ちた。ラウラやセシリアは初登場時の原型を留めていないのが1期の時に違和感として刺さってきたけど、1期から2年半も経つとさすがにこっちのモードのほうが通常なんだと納得してしまう。

昨今、ヒロインを可愛くしてバトル要素混ぜて感動や謎を散りばめて…とあらゆるコンテンツが創意工夫を凝らしている中で、このISというアニメだけはまるで2年半前から時が止まっているかのようなスタイルを貫き通していて、結局おれたちが求めているものはここに収束するのだと認めざるを得ない。どれだけ遠回りをしても結局はこれだけ人々の欲望が研ぎ澄まされソリッドになったものを突きつけられた方が自分の欲望に忠実になれるという話です。

今回は1話なのに主人公である一夏がほとんど出て来なくて、ラウラとシャルのコンビがほとんどメインを張ってたのに全然許せるのは女子力の成せる技だろう。元々ハーレム気質の強い作品に百合要素まで投入してきて完全に全方位対応型にアップグレードした。新キャラに関しては今のところ千冬姉に似てるけど味方になるのか敵になるかはわからんな。ただ最後の最後でダイジェスト的にテコ入れしてきたので(あれOVAの話だと後から知った)、もしかしたら2期はここから本格的に戦闘やるという可能性も生まれてきた。まあこのアニメに関しては作画安定してるのでどう転んでも別にいい。