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ガリレイドンナ 第1話 「ガリレオDNA」

ようやく秋アニメで期待できそうなものが出てきたので一安心しました。キルラキルはなんだかんだでカロリー半端なく高いので見てるだけで疲れてしまうし、境界の彼方は2話目で作品の方向性も遥か彼方へ飛んで行ってしまうし、のんのんびよりはきんいろモザイクに比べるとフックが弱いし…と視聴から時間を空けると色々難点が出てきて困ったもんだと唸っていたんだけど、このガリレイドンナに関してはわりと低カロリーの中でしっかりストーリーを見せてくるので疲れが溜まったりも飽きたりもしなさそう。OP・EDとも曲と映像とのシンクロが凄かったし上手く育ててやれば名作になれる可能性は秘めている。

「わかりやすく説明する」のではなくて「取り敢えず視聴者を話に引き込ませる」というのはかなりの高等技術なんだけど、それをあっさりやってしまうあたり梅津作品の凄いところだよなと納得してしまった。梅津独特のコンテも画の新鮮さを保ちつつプロップデザインの素晴らしさにも目を惹かれる。事前情報からしてもっと機械が無機質に散在している世界なのかと思ったけど、室内には小綺麗な調度品なんかが並んでいて美術館にも似た雰囲気さえ出している。

最初にはっきりと三姉妹の個性を出してから「ガリレオガリレイの子孫だ」とネタを明かすことで世界観を補強、最新技術のメカが出てくることの違和感を消したのちキャラ相関を見せて敵と謎を提示、1話としてはほとんど完璧な流れだった。3ヶ月前に『風立ちぬ』を見たせいかジブリ作品っぽさも感じる。建物崩壊をCGに頼ってなかったりメカ同士の戦闘を派手に見せるようなレイアウトだったり、シリアスに傾倒しないようにBGMで中和したりと一々細かいところまで手が届いていて感心させられる。

完全に予想してたレベルを超えてきてくれたので全く文句ありません。最悪今期はこれ見るだけでも良い気さえしてきた。絵も話も素晴らしくこの昂揚感を最後まで維持してくれたらもう言うことなしです。しかしノイタミナ作品はなぜか途中から勢いが急速に勢いが落ちるパターンが多いので油断はできない。