ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第1話 「悪霊にとりつかれた男」

我々が予想していた通りのジョジョを見せてくれたので何も言うことはないです。前作が放送されてからまだ1年しか経っていないのに前作と同じレベルの完成度だというのは恐ろしい。もうこれどう考えても前作放送時点で続編制作を企画してたとしか思えない。

前作のことを忘れていても特に問題なく、前作に比肩する重厚なシナリオと映画を意識した作画に魅入られて気付いたら全てが終わっているというスピード感に打ちのめされる。キルラキルとは違った現代にも通用するクールなテンションの高さが全編貫かれていて息つく間も与えられない。

1話目なのにもうラスボスクラスの闘いが繰り広げられていて、このレベルのシナリオを半年に渡って楽しめるというだけで生きる希望が湧いてくる。ただの会話にさえ伏線やシュールギャグの要素が散りばめられていて飽きることがない。やはり荒木飛呂彦は天才だと再認識させられるし、その天才が生み出した漫画をここまで忠実にアニメ化できる津田尚克を筆頭としたアニメスタッフも非常に優秀で、キャラデザ担当変わったくらいではアニメそのものの出来は揺るがなかった。