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それでも世界は美しい 第1話 「晴れの大国」

今期最大級のダークホースが現れてしまった。昔のファンタジー的な世界観なのに主人公(?)のニケ・ルメルシェは現代的な服着てるし、設定は古典的なのにシナリオは見たことないような新鮮さがあるし(視聴者がキャストをキャラクタと一致させられるように作られたEDも新鮮だった)、とにかく新旧要素のバランスの取り方が上手くてつい注意して視聴してしまう。ただ古臭いだけでもただ奇を衒ってるわけでもない、少女漫画によくある夢見がちな世界と貧困や政略結婚などの現実的な世界を混ぜ合わせた作風はもっと評価されて然るべきだ。

1話時点では特別盛り上がる箇所もなく、手堅さを感じさせる作り。ただ演出がわりとコメディ風だったり、現実的な話を軽い問題に見せていたり、極力話が重い方向へ傾かないように苦心しているのが伝わってくる。最近はファンタジーの世界でファンタジーみたいなバトルとか繰り広げるのではなく、ファンタジーの世界で現代劇をやるという作品のほうがアタリ多い。

しかし戦争が過去にあったと匂わせたりとシリアスな雰囲気を諸所で醸し出しており、ただのコメディに収まらないことをも示唆している。最後にニケがミーナを救い出すという展開で減り張りも効いていた。伏線も充分だし今のところ文句を付ける部分がない。OP・ED含め音楽も優れている。このまま最後までいけばまず間違いなく名作になれる。