シドニアの騎士 #01 「初陣」

3DCGのアニメだということを知らなかったのでちょっとした衝撃を受けた。あのカップヌードルのCM(宇多田ヒカルが主題歌やってたやつ)を想起させるような絵作りで懐かしさを覚えずにはいられなかった。最近の3DCGアニメといえば大ヒット作『蒼き鋼のアルペジオ』が真っ先に浮かぶが、これはアルペジオとは違っていて3DCGアニメにする意味が今の段階では見出せない。

アルペジオがフィクションとしての色合いが強いのに対し、シドニアの騎士はとにかく現実に即したSFロボット作品で、これを3DCGで表現するのは非常に難しいように思える。シナリオ上恐らく人の死というものも描かなければならないだろうし、そうした時にどのように真に迫った画面を見せるか、という問題について明確な答えをこのアニメが出してくれた場合、今後様々な3DCGアニメが増えるのではないだろうか。

3DCG独特の滑らか過ぎて却って不自然に見える人間の動きにはアルペジオのおかげで慣れた。しかしアイカツのライブなんかを見てるとまだまだ物足りなさを感じてしまう。何より手描きが染み付いてる人間なのでこのアニメも手描きで見たかったという気持ちが強い。まあ最後に3DCGで良かったねと思えればそれでいいです。