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2015年冬アニメ初回雑感

まとめ 2015年冬アニメ

体感的には昨年の倍忙しくなっているので雑感というか寝言に近いです。
※追記:GO!プリンセスプリキュアの初回雑感を追記しました。ご確認下さい。

ミルキィホームズ

素晴らしかった。これがおれたちの望むミルキィホームズの姿だ。前作はミルキィホームズという名前だけ借りた全く別物の作品だったが、これは正統的なミルキィホームズの続編だ。頭は悪いが筋の通ったシナリオ、破天荒なキャラクタの行動・言動、何でもありであるが故に元ネタへの敬意も忘れないパロディの数々。1期の頃のミルキィホームズが約4年の時を経てようやく帰ってきた。長かった。本当に長かった。こういうのでいいんだよ、ミルキィホームズはこういうのが一番良いんだ。


アブソリュート・デュオ

全く予備知識を仕入れていない状態で視聴しところ速攻で「今から皆さんには殺し合いをしてもらいます」という展開になってちょっと惹かれた。何が凄いってあらゆる段階をすっ飛ばしていきなりメインの戦闘を見せようとするその潔さだ。目を塞いでいるとこれはソードアートオンラインなのかと思ってしまうが、メインヒロイン級の伊万里がわずか10分程度で退場してしまうこの不条理感も嫌いじゃない。しかしBパートから2000年代前半の量産型アニメのフレーバー漂ってて違う…そういうのはもういいんだ…というやるせなさ爆発だった。AパートとBパートとではあまりに熱量や雰囲気が違いすぎてちょっと評価に困った。ラノベ原作らしいのであと3〜4話見てから判断しよう。


純潔のマリア

原作買ってはいたのだけど読んでないまま積んでいた。が、どうせならこのまま読まずにアニメの方を先に見ようと思い立ち原作は完全放置。こんなことをしているからいつまで経っても部屋は片付かないし金も貯まらないのだなと自己納得した。自分の人生ほんとしょぼいなーと痛感してつらくなるのだけど、正月早々いきなり叔父からお見合いの話を持ち込まれて「昭和かよ!!!」つって電話を切った時のつらさに比べればなんてことない。のかもしれない。生きるのはつらい。どうせなら人外の存在にでもなってしまいたいが、そうなると寿命が延びてしまう恐れがある。生きるのはつらい。マリアはつらくないのだろうか。あ、1話としては今期トップクラスの充実度で面白かったです。


ユリ熊嵐

予想通り初回の段階では今期トップクラス。2010年代に入ってからイクニが活発的になったのはウテナショックを食らったおれのような人間にとって最高としか言いようがないし、最近のトレンドを取り入れているように見せかけて実は自分のやりたいことをやっているという人を食ったようなこのスタンスが本当にたまらなく好ましいのでもう好き勝手やってほしい。一歩間違うと「おれたちこんな凄えことやってるんだぜ!!!」というスノッブ臭漂うアニメになってしまいそうなのだけど(『グレンラガン』『キルラキル』は典型的なその例だった)、これは上手くアニメとしてのポピュラーさ、とっつき易さをギリギリのところで保っているのが素晴らしいのだ。あとイクニ作品には毎度のことながら劇伴が最高。ただ悲しいのはこれが1クールらしいということか。イクニには最低でも2クール以上の尺を与えてほしかった。


神様はじめました

ほぼ完全に1期の内容を忘れていておれの脳味噌もいよいよ活動を停止したのだなと寂しく思うが単純に記憶力が低下しただけだった。しかし1期はこんなに少女漫画臭強くなかったような気がするのだけど、こうなると間違いなく1期より人間(神)関係で面倒臭そうなので、どうにかして定期的に魂を浄化していく必要がある。


美男高校地球防衛部LOVE!

高松信司監督作ということで密かに期待はしていたのだが期待以上だった。どうしようもなく下らない話を真面目にやるというスタンスは変わらず。プリキュアをリスペクトしつつ強烈に皮肉る姿勢が潔くて良い。ただ銀魂男子高校生の日常よりもシュールギャグに傾倒してて、これを受け入れられるかというのが評価の分かれ道になりそう。シティボーイズで初めてコントに触れた人間としてはこの手のシュールさは歓迎である。今後もっとどうしようもない話をどうしようもないスケールで描いてほしい。


みりたり!

Life is so beautiful...


艦隊これくしょん

言いたいことが50くらいあるんですがそんなことやっている場合ではないので特に気になった部分を。

・間違いなく戦闘やストーリーよりも声優の演技力が要になっている作品なので、その点についての不安はややあるものの、草川啓造にしてはすごく無難に纏めてきた1話だったので(おそらくストライクウィッチーズを多少意識している)、現段階ではまだ様子見というところ。あとどのキャラクタが出るか、というのも重要な問題だ。ビスマルクは出なさそうだけどせめて鈴谷五月雨鳳翔あたりは出してほしい。五月雨初期艦なんですよ。

・みんなゲームでの喋り方とは微妙に変化をつけていて、特に霧島、愛宕、神通、赤城あたりが顕著だった。赤城に関しては二次創作におけるキャラ付けが元々のキャラとかけ離れていたせいで違いを感じるだけかもしれないが。吹雪なんかは主人公に設定されたせいで運動音痴という設定まで付属してて可哀想だなーとは思うけど、それにより睦月がゲームよりもやや大人っぽく見えることのほうが気になった。

・出撃のシステムが明確化されたのはゲームの方にどんな影響を及ぼすのか気になる。たぶんvita版でアレをアレしたりするのかな。ともあれ日常においては艤装を完全に外している状態だと確定したことはかなり大きいはず。

・提督がこのまま姿を見せないのかどうかで評価が分かれそうだ。ナレーションが榊原良子というのがミソだよな。

・CGが手描きの部分にあまり馴染んでないのは初見だからだろうか。というかディオメディア今期4作品も掛け持ちしてて大丈夫なのか。今期シンデレラガールズと並んで作画の力が問われるアニメだぞ。

・最悪戦闘が白熱して夕立が奮起して改二になる展開があればいいかなくらいのテンションで見ます。いかんせんゲームの方をもう1年半近くプレイしているので面白いとかつまらないとかそういう尺度で視聴するのは結構きつい。どんな原作でも365日以上の付き合いがあるとやっぱそれなりに思い入れはあるんですよね。ブリドカットセーラさんの活躍を期待しています。


新妹魔王の契約者

人類を馬鹿にしているアニメ。しかし1クールに1つはこういうどうしようもないアニメが必要だったりする。甘さを引き立てるには少量の塩が効果的なように、このアニメが他の作品の面白さを引き立てる塩の役割を果たしてくれればよい。


東京喰種 √A

考えうる限り最悪の続編なのだけどこれを有難がって見るのはどういった層なのだろう。これはさすがに原作読者も引いてるのでは。


幸腹グラフィティ

1巻発売当初からずっと読み続けている生粋の原作読者なので正直なところ相当な思い入れがある。アニメ放送前にはシャフト制作・岡田麿里構成という情報が飛び込んできて死にたくなっていた。幸腹グラフィティの最大の特徴であり長所は、日常系の雰囲気を一切壊すことなく食事という行為を通じて非常に現実的な物語を生み出しているところなのだが、シャフトといえば最も現実からかけ離れたアニメーションを作る会社なのでどう考えても合ってねえという。加えて露悪趣味の岡田麿里が構成担当ときた。河合荘の時と同様、またおれの思い入れのある作品が汚されていくのか…というテンション最低の状態でアニメ視聴に臨んだ。

で、結果としてはアバンの時点で「あ、これはやばい」と思ってしまった。OPはさすが梅津という感じで素晴らしさの塊だっただけに勿体ない。ひだまりスケッチの方法論で作ろうとしているのは見てすぐに分かるのだけど、その方法論はこの『幸腹グラフィティ』には適用できないんだ。なぜ原作を読んだ時点でそれが分からなかったんだ。おれは悲しい。悲しすぎてもう何も言葉が出てこない。しかしおばあちゃん役に平野文をキャスティングしたのは最高の仕事だった。おかげでおばあちゃんが喋り出すたびに泣きそうになる。


追記:2話目がかなり良かったのでもしかしたら後半から逆転高評価あり得る。食べ物を口にするまでの過程、あのリアル感を出すためだけに岡田麿里が起用されたのだと納得できた。あと劇伴がめちゃくちゃ良い。


冴えない彼女の育て方

「2010年代に久弥直樹原作アニメを見ることになるなんて思わなかったよ〜」と言ってからわずか3ヶ月後、「2010年代に丸戸史明原作アニメを見ることになるなんて思わなかったよ〜」と言っているおれがいた。今は本当に2015年なのか。D'AngeloもAphex Twinも十数年ぶりに新作出したし、今はひょっとしたら2000年代の2周目なのかもしれない。

結論から言うと、0話に関しては本当にノイタミナ枠アニメなのかよと突っ込まずにはいられないほどTBS深夜アニメの魂を受け継いだアニメだった。ノイタミナはいったいこのアニメでどんな層を獲得したいのだろう。幸腹グラフィティとこのアニメの放送枠が入れ替わってしまったとしか思えない。

0話はアニメオリジナルということらしいので、1話からが本番なんだろうけど、七々々と同じ死臭が漂っているのが果てしない不安要素。物語をメタ的に俯瞰するのは最近では珍しくも何ともなくなっている手法なので、ラブコメの王道を歩くのか丸戸史明の得意分野に持ち込んでいくのか、他の多くのラノベ原作アニメ同様、5話くらいからが勝負どころだろう。


追記:1話が思いのほか良かった。こっちのほうが丸戸っぽい。


銃皇無尽のファフニール

これまじで2015年に放送されているアニメかよと思うほどシナリオも演出も作画も音楽も古くさい(でもちょっとOP・EDはいいなと思ってしまった、非常に悔しい)。最近のこのファンタジー・リバイバルみたいな現象はなんなんだ。何が嚆矢になったのかもいまいちよく分からんが、取り敢えず過去の幻想を追い求め過ぎて自縄自縛したアニメを山ほど見てきたのでその山の新たな肥やしにならないことを願うばかりだ。

1話だけざっと見たところISに似たタイプのアニメという感じだった。ISはキャラクタが性的だったからウケたわけだが、このアニメがウケる未来というのはちょっと想像できない。いっそISを見習ってハーレムラブコメにシフトしたほうが面白くなるかもしれない。あとドラゴンになってしまった仲間を殺した〜のくだりはクロスアンジュと被ってて面白かった。


蒼穹のファフナー EXODUS

蒼穹のファフナー』放送からもう10年以上経っていることにただただ絶望している。内容なんてもちろんほとんど忘れてしまった。10年前のおれは中学2年生だった。おそらく人生で最も楽しかったのがこのあたりの頃だった。適当に授業受けて部活終わったら夜9時くらいまで友達と遊び惚けていたあの頃が間違いなく人生で一番楽しかった。あの頃遊んでいた友人はみんな社会に出た。結婚まで漕ぎ着けたやつもいる。みんな大人になった。こういうことをだらだら考えていると、おれだけがまだ精神年齢が子供のままで止まっているかのようで悲しくなる。

ファフナー続編とは銘打っているけどあんまり続編ということを意識する必要はなさそう。キャラは1期から続投しているものの別作品として視聴しても問題ない。しかし精神年齢が子供とはいえ着実に年を重ねているからか、この手のアニメは一回視聴するだけで物凄く心的負担がかかる。日常系アニメが大量に生み出されている理由は社会に出れば嫌という程分かるようになる。あれは合法麻薬、あるいは精神安定剤なのだ。人生はつらい。


ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ

安心安定、もう大御所に近くなってきたジョジョ


デス・パレード

元になっている『デス・ビリヤード』を視聴していたのでそれなりに期待していた。こういう題材ってアニメには不向きな印象があったのだけど、アニメーションに注力することでシナリオの稚拙さを上手くカバーしていた。1話見るだけで尋常じゃなく体力を使うので次回以降見るのがつらいんだけど、シンデレラガールズ→デス・パレード→プリパラ と視聴すれば何とか精神を安定させられそう。


暗殺教室

ネウロは好きだったのにこれはやっぱりどうにも好きになれない。好きになれないが見てしまう。この遣り場のないわけのわからない感情を霧散させるためにおれは最終回まで見るしかないようだ。


デュラララ!!×2

久々の続編だったのだがわりと1期の内容を覚えていた。1期けっこう好きだったからだろうか。自分が意識せずとも脳の中では勝手に記憶の引き出しが整理されていくのだな、と人体の神秘を感じ取ったところで過去に戻れるはずもない。諦めて今を生きるしかない。

しかし1話の時点で1期よりも「群像劇」という色合いが強いのは、1期の主人公的な立ち位置だった龍ヶ峰の出番が減り、2番目の主人公ポジションに収まっていた(原作では真の主人公として常に圧倒的な存在感を放っていたらしい)首なしライダーことセルティが2期でついに主役に躍り出たからだろう。1期のパズルのような緻密なストーリーが好きだった人間としては今後どうにかして1期のテイストに揺り戻してほしいと願うばかりである。


アルドノア・ゼロ 2期

予想の範囲内に収まった続編なのでやはり食い足りない。壮大な物語に見せようとしているのは分かるけど、肝心の物語に新鮮さも緻密さもないもんだからどうにも頭でっかちに見える。というか「姫の血がイナホの体内に入った→アルドノア起動条件クリア」の展開が軽すぎる。じゃあ王族いらねえじゃん、という話になるだろ。火星の王政制度といいこのアニメは設定があまりに緩すぎる。


DOG DAYS

まじで3期が実現するとは思っていなかった人間なのでとにかくただひたすらに驚いている。今まで散々やるやる言っておきながら全然やらなくて、やったとしてもOVAが関の山だろうなと思っていたあの頃の自分が恥ずかしい。しかも3期なのに作風は1期2期と全く変わらない。常に平和的な世界を守り続けるというのは極めて難しいことだ。我々は様々なアニメの残念な続編を見てきてそれを身を以て知っている。

平和でありながら物語にしっかり山場を作れるというのは本当に素晴らしい。日常系作品が話の山場を作ろうとした時に人間関係を崩すしか出来ないのとは訳が違う。日常を脅かす要素に対してあくまでポジティブに立ち向かっていく姿勢あってのことだろう。前期の『ヤマノススメ』とはまた違った癒しを味わえるこのアニメを最後まで見ない理由がない。


ローリング☆ガールズ

事前情報を一切仕入れずに視聴したところ完全に意味が分からなくて泣いた。情報を仕入れてもう一回見てみたらあまりに内容が薄くて泣いた。もう何か一挙手一投足全てが寒くて、この寒さはキルラキルのそれと同じだということに気付いてしまった。早めにこの寒さをどうにかしてほしい。せっかく小澤亜李という才能の塊を主役に起用しているのだからどうにかしてアニメのほうをまともに仕上げてくれ…

夜ノヤッターマン

正直始まるまではどんな方向性でやるのか全く見当もつかなかったのだけど、蓋を開けてみると原作におけるポピュラーなギャグ要素がほとんど見当たらない。だが開始5分くらいであっこれおれが好きなタイプのやつでは…?という事実に気付き始めた。基本的に親子ものに弱いのと作画の素晴らしさも相まって、いつ脳天を撃ち抜かれてもおかしくない状態の中、やられまいやられまいと必死に食い付きながら視聴を続けていた。

結果から言うとそれは到底無理だった。予想以上にしっかりした重量感のあるシナリオとドロンジョ一味の子孫にあたる個性的なキャラに完全にやられてしまった。何もかもがおれのツボを刺激してくる(一般的には悪役とみなされるキャラが主役という時点でだいぶ心惹かれていた)。これで泣くなと言う方が無理だろう。導入としては完璧。未成熟・発展途上であるがゆえの素晴らしさがあったシンデレラガールズ1回に対し、こちらは1話の時点でもう完成されている。はっきりいってこの2つのどちらが優れているか、という問いには答えられない。両者のベクトルは違えど「物語のスタート」という部分を明確に意識しているという点では共通している。

しかし2015年はいきなり去年の豊作ぶりを超えてしまうくらいの豊作ぶりだ。冬に限定すれば間違いなく今年のほうが豊作。その中でもこの夜ノヤッターマンシンデレラガールズユリ熊嵐は別格だ。社会人になって唯一良かった「ある程度のまとまった金が自由に使える」という点を最大限に行使して全てのBDを揃える覚悟で今後の視聴に臨む所存です。

聖剣使いの禁呪詠唱

テンポの良さだけなら今期随一かもしれない。話の内容が極めて薄っぺらいのでとにかく高速で話が進む。内容の薄さという欠点は逆に長所にもなるのだということを示した意欲作。面白くはない。


ISUCA -イスカ-

開始5秒でああこりゃ駄目だと思ったしそれは最後まで見ても覆らなかった。木戸衣吹はつくづく作品に恵まれなくて本当に可哀想だ。今期の最終兵器という呼声は伊達じゃなかった。しかしこれを見なければならない人生というのはそれだけで相当つらそうだが、この1話の時点でここまで酷いと逆にこの後どうなるのか気になってくる。

この手の酷いアニメはライトノベル原作、という先入観があったのだけど、よく調べると原作は漫画だったのでいよいよ漫画もやばくなってきたのでは。漫画として優れている作品ほどアニメと親和性が低いので、丁度良い塩梅の漫画が今後もアニメ化の弾として発射され続けるのだろう。


アイドルマスター シンデレラガールズ

今期最も楽しみにしていたのは実はこのアニメだったりする。アイドルマスターがあれだけの成功を収めたうえ、ゲームで集めた潤沢な資金があるのでよほど間違えない限りほぼ確実に良いものが出来上がるはずだと放送前の時点で考えていた。

結論から言うと歳食ったせいで終始泣きそうだった。なんなんだこの感情は。これが親心というやつなのか。何だかんだでゲーム開始時からの付き合いなので3年半くらいになるのかな。そりゃ父性に目覚めても仕方ないのかもしれない。アイカツとかろこどるとかもそうだったんだけど、女の子が夢に向かって頑張るアニメは子を見守る親の気持ちで視聴してる感があって、いつからこんな気持ち悪い人間になってしまったのかと悲しくなるのだが、まあもう地獄に片足突っ込んでいるので怖いものなどなかった。怖いのは納期とサービス残業と意味もない飲み会だけだ。

そういえば渋谷凛は最初こういう性格だったよなーとか、島村卯月は最初からこういう性格だったよなーとか、感慨深くもありながら、ゲーム内でのキャラクタの個性がアニメによってより鮮明に浮かび上がってくる様子が見ていて楽しい。今まで味わったことのない類のワクワク感をこの2015年に体験できるとは思ってもみなかった。

そのうえゲームでは描かれなかった凛と卯月の出会いや、ゲームにはもちろん登場しないプロデューサーの個性が光っていた。はっきりいって765プロのプロデューサーより好感持てる。しかもこのプロデューサー主導ではなく、プロデューサーに選ばれた卯月や凛といったアイドルたちが自らの力で成長していける道筋を示せているのも良い。シナリオ・キャラクタ・演出・作画・音楽全て文句なく、近年トップクラスになれるポテンシャルを秘めている。100話近くかけてゆっくり話を進めながら色んなキャラ出してほしいという夢のまた夢物語を夢見ながら次回以降の視聴に臨みたいと思います。


GO! プリンセスプリキュア

はっきりいって歴代プリキュアの中でも初回としては一番良かった。やっぱりプリキュアは3年ごとに名作が生み出されるようだ。シナリオ構成が田中仁なのも安定感あって良い(本当は山田由香にやってほしかったがまあ仕方ない)。

ようやくおれたちが求めていたプリキュアが再び蘇ったという感じで、説教臭くもなく、それでいて主人公の清さ・正しさ・力強さをしっかり見せてくれる非常に考えられた導入。プリンセスという大々的なワード、清楚な学園の雰囲気はどこかファンタジックで、出てくる人物は皆埋没しない個性がある。これはメインターゲットである女児が相当食い付くのではないか。しかし物語に子供っぽさはなく、普遍的な友情や努力をテーマにしていて女児のお父さんや全国の大きなお友達も楽しめる内容になっている。素晴らしいバランス感覚だ。

そして凄まじくテンポが良い。起承転結整っていながら流れるように進んでいく。細かい粗へ目が向かないくらいのスピード感なのでそこに身を任せるだけで充分だ。OP・ED曲も最高。あと変身バンクもめっちゃ良い。プリンセスっぽい(?)

とにかく初回が極めて良いプリキュアシリーズは名作という方程式がおれの中に存在するので、このままの路線でいけばまあ間違いなく名作になるはず。スマプリを超えることはないだろうが肩を並べるところくらいには到達してほしい。




とまあこんな感じです。2クールものについてはGBFTとクロスアンジュがツートップで、クロスアンジュは16話でついに傑作から超傑作へと変貌を遂げた。これは間違いなく2010年代を代表するアニメになる。

今期トップは言うまでもなくデレマス(次点で夜ノヤッターマンユリ熊嵐、純潔のマリア、DOG DAYS")。1話は近年稀に見る完成度だったし、3話は見るたびに感動して震えている。これおじいさんになっても感動して震えていると思うので多分えげつないくらい普遍性が強いんだろう。たぶん現段階で14回見てるけど全然飽きないし見るたびテンション上がってるのでいよいよおれもやばい人種に変貌しつつある。アニメの出来の8割はプロデューサーの造形に懸かっていると言っても過言ではない状態だったので、男性にも女性にも受け入れられやすいうえに中の人が新人で17歳というまさにシンデレラボーイという話題性も相まって、卯月や凛よりも人気を博しているという現状に凄く安心している。やっぱりプロデューサーという職業であるからにはそれなりにしっかりした佇まいのほうが説得力あるよな。はーおれもトップアイドルになって輝きの向こう側へ行きたい人生だった。